見出し画像

世界の人口

世界の人口推移

2000年に世界の人口は60億人を超えました。その後、ざっくりと年間1億人ずつ増えています。2022年11月15日に世界人口が80億人を突破したと国連人口基金が発表していましたので、だいたい計算通りですね。
地域ごとの年代別人口推移は以下のとおりです。

アジアの人口は圧倒的です。
ざっくりと今の状況を要約すると
アジア:46億人
南北アメリカ:10億人
アフリカ:13億人
ヨーロッパ:7.5億人
オセアニア:0.5億人
といったところです。
今後の人口増加率は、アフリカが一番高く約2%、次いで南アジアの1.5%、ラテンアメリカの1%、東アジア・アングロアメリカの0.5%となっています。
アメリカを除く日本、ヨーロッパなどの先進国の人口増加率は0もしくはマイナスです。

SASで人口ピラミッドを描いてみた

SASで人口ピラミッドを描けるのか、試してみました。
少し工夫が必要でしたができました!

グラフを左右に分けるため、男性人口をマイナスにして逆側に出すなどの工夫をして描くことができました。詳しくは下の方のプログラムを見てください。プログラムの勉強にはとてもよいです。

日本の年代別の人口ピラミッド推移

日本の人口ピラミッドがどのような推移をたどってきたのか見てみましょう。
SASで人口ピラミッドを出すのもいいのですが、e-Statを利用すると年代別に確認できるので便利です。

1920年(富士山型)

発展途上国と同じ形状です。出生率は高いですが、乳児死亡率も高い状態です。

富士山型

1950年代(ピラミッド型)

多産少子時代です。製造業の発展で食糧の生産効率が上がり、また医療の進歩で子供の死亡率も低下してきています。

ピラミッド型

1980年代(釣鐘型)
生まれる子供の大半が老齢期まで生きられるようになるので、労働力がそれほど必要ではなくなってきています。その結果、少産少死へ移行してきます。

釣鐘型

2020年(つぼ型)

現在の姿です。経済的に豊かになり、出生率はどんどん低下していきます。人口減少時代へ突入です。これは先進国特有の形状でしたが、一人っ子政策を進めた中国や、東南アジアのタイでもこのような傾向が見られてきています。

つぼ型

将来の日本(棺桶型?)

正式名称ではありませんが、将来の日本は棺桶型とも言われています。

サッカーワールドカップのあったカタールは?

実に特徴的な形です。産油国であるカタールでは建設ラッシュが続いているため労働力として南アジアなどから多くの男性労働者が流れ込んでいるのがわかりますね。西アジアの産油国ではどこも同じような傾向があります。これは出生による「自然増加」に対して、転入による「社会増加」と言います。

SASプログラム

世界の人口推移

人口ピラミッド

まとめ

人口を年代ごと、地域ごとに分析するだけで社会のさまざまな側面が見えてきます。プログラミング技術の向上とともに図表を読み解く力もつけていきましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?