ハンゾーはなぜ落語を噺すのか? 二席目

前回までのあらすじ

おじいちゃんが見ていた「笑点」から落語に興味を持ったハンゾー。しかし、初めて聴いた落語は面白いと感じなかった!さてどうなる?

落語との出会い

落語なんてつまんない

初っ端からとんでもないこと言ってます。初めて聴いた落語のCD。想像の倍つまらなかったんです。校長先生が話してる感じで、笑いどころも分かりませんでした。そこから半年くらい、全く落語に触れなくなります。この書き方で察せると思いますが、その半年後に落語に触れる機会があったんです。おじいちゃんが「寄席(よせ)」に連れて行ってくれました。

はじめての寄席

2017年1月1日(ハッキリと覚えています)、祖父に連れられて池袋演芸場に行きました。東京の豊島区にある寄席で、こじんまりとした雰囲気で通に人気の寄席です。そこの初席に行きました。お目当ては笑点の司会者春風亭昇太師匠と、ウクレレ漫談のぴろきさんです。それ以外は、ハッキリ言って知らない方たちでした。
そこで私は人生を180度変える経験をすることになります。私は落語の虜になりました。まあ、初席なんて落語やる人ほぼいないんですが(笑)。入れ代わり立ち代わり出てくる演者たち。落語以外にも漫才や曲芸、講談の人もいます。そしてみんながみんな面白いんです。それぞれの個性を出し独自の噺をしていきます。待ちかねた昇太師匠は、笑点の漫談でした。ぴろきさんも大歓声に迎えられていました。ヒザが東京ボーイズ先生で、大笑いしたのをよく覚えています。トリが遊三師匠で、「親子酒」演ってました。5年くらい前の記憶ですが、はっきりと覚えてここに書けるくらい印象に残っています。

忘れられない寄席

初席に行ったあと、家がある長野に帰ってきましたが、寄席がどうにも忘れられません。あんなに笑って楽しい体験をした寄席には、なにか魔法がかかってるんじゃないかという錯覚さえ起きるほど楽しい場所でした。他の子がディズニーランドに行っている間も、私は寄席のことを考えるようになりました。今の私の思考のベースができていますね。今との大きな相違点はもも子のことを考えてないくらいでしょうか。

二回目の寄席へ


ついに満を持して二回目の寄席に出かけたわけです。場所は同じく池袋演芸場で、月日は忘れましたが同じ2017年。3月下席だったような気がうっすらとします。トリは柳亭左龍師匠で、二ツ目がやなぎさん。他にもたけ平師匠や木久蔵師匠、漫才のホンキートンクさんも出ていた気がします。これは、うっすらとしか覚えてませんが、ホンキートンクさんが面白かったです。

三度目の寄席へ

またまた寄席に行っちゃってますね。しかし、この三度目の寄席が私に大きな転機をもたらします。場所は同じく池袋演芸場。2018年3月中席と記憶していて、主任は三遊亭歌奴師匠です。この興行に出ていた演者さんの中に、後に私と大きく関わることになる方がいらっしゃるのですが…それはまた次回。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?