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葛布のハンカチ


肌触りも持ち心地も良い、使い古した葛布の二次利用のハンカチ。葛も絹も少しの間は撥水性を発揮するので、すぐには水を吸わないのが難点ですが 笑 しばらくすると吸ってくれます。

例えば大島紬や黄八丈といった素晴らしい布を私は有り難くも日常使いのリス族パンツやタツケなどとしてヘビーに使わせて頂いているのですが、葛布も含めて、こうした素晴らしい布は、「沢山使って洗って沢山使って洗って」初めてその真価が分かるのではないかと感じます。着心地が良いのは当たり前なのですが、汗をかいても不快にならず、洗えばすぐに乾く。もちろん、洗えば洗うほど摩耗はするので、その兼ね合いは悩ましいところではありますが、絹や葛の他にも、日本に古くからある素晴らしい布の類が、「自分で洗えない」が当たり前になっていて、それはそれで良いですが、しかし、それだと、ただ染織の技巧的なことだけに目がいってしまいがちになって、せっかくの布の価値が半分も分からなくなってしまっているのではないかなぁと、なんだか勿体無いなぁと、思います。

こんなことを言ったら怒られそうだけど、最近思うのは、現代主流の市販されている「綿」は、本来、日本の気候には不向きなのではないかな。

葛布のハンカチ、身近な葛で、作ってみませんか。

Kuzunonuno Lab.

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