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繊維を取った時の副産物「葛の芯」が結構重宝することについて

※この記事は、Kuzunonuno Lab.1で配信したものですが、アイデア集のマガジンに追加するため公開しました。


みなさんこんにちは。 
今日は、繊維を取った時の副産物、「葛の芯」が結構重宝することについてです。
その前に、今年の芯は、なぜかしっとりとしていて、使いやすいです。いつもは、パリパリとして、割れてしまうので、水で濡らさないと使えないのですが、今年のは濡らさなくても使えます。発酵のさせ方の影響でしょうか?それとも例年にない湿気のせいでしょうか。

だいたい、家の中の「紐」モノには、何にでも使えます。
写真、唐辛子を乾燥させるのに使ったり(付け方はテキトーなので、見栄え悪いですが、裂いた葛苧をまとめておく紐にしたり(これは、撚っています)。

特に、撚って双糸状態にすると、普通に強く、何にでも使える感じがします。もっと言えば、双糸状態にしたものを、渦巻き状に組んでいけば、カゴなど、しっかりした入れ物が作れると思いました。

先日、「なぜ、自生するものを取るのか?」という謎について、話しましたが、ここのところ、「余って困るもの」「身の回りに大量にあるもの」を生活に利用する、ということを、ずっとしてきたからではないか?と感じるようになりました。繋がりが分かりにくいかもしれませんが…

葛に限らず、昔から薬としても有益と言われるものは、ヨモギやドクダミ、ゲンノショウコなど、とにかく強くてどこにでも生えてきて一度生えるとどんどん増えるようなものばかりなのが、私はずっと謎でした。ファンタジー冒険ものなどでは、薬用植物が希少で、それを取りにいく冒険が物語になったりしますが、現実世界では、薬用植物は、もう要らないっていうくらいに蔓延るものばかりです。そうした植物を、「生命力が強い」と、我々は称しますが、そもそも、「有り余って困るもの」を、人類が利用してきた=自然界からの「おこぼれ」をもらって生きてきた結果なのではないか?と感じます。

文章が少しまどろっこしく乱雑ですみません。
そのうち、きちんとまとめて公開文章にしたいと思っています。

それでは良い1日を!

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