見出し画像

僕がかわいいという現実【2020/01/12】

■初めてのJMoF

・JMoF、毎年楽しそうにしてるけどそういえば行ったことないな~と思ったので初参加です。感想としてはなんかとにかくすごいな…といった感じ。まわりに着ぐるみだらけの空間が今までに味わったことがなさすぎて全然意味が分からない。何が起こっているのかと脳が混乱する。陳腐だけどすごいという感想しか出てこない。

・コミュニケーションの要素が大きいイベントであるので、着ぐるみを持っておらず知っている人が少ないとやきもきしてしまう場面が出てくるなといった印象。それでも色んなプログラムが用意されているのでそっちを体験することはできた。


・身長がちょうどよかったらしく、らいうさんのご厚意でまたたびくんの「綿体験」をさせてもらいました。身長が低いと頭身が低くなるのでかわいいキャラが似合うらしい。僕の身長が伸び悩んだのがここで生きてくる。貴重な体験を本当にありがとうございます。

綿とは・・・着ぐるみの中に詰まっているもの。中に人はいない。
体験とは・・・Experienceの意

・かわいい。写真で見てあっこんな感じだったんだ、というのが初めてわかる。

・ただやるだけじゃなくて、せっかくならということで言われたらダメなNGワードを決めて一時間ほど練り歩いた。振る舞い方とかの知見が一切ないのでぎこちなかったかもしれないが、精一杯やったつもり。かわいいって言ってもらえたり、喜んでもらえるのは純粋に嬉しいね。ちなみにNGワードは「ちょっと大きい」でした。大きさはもう僕の力じゃどうにもできんくない?

・聞いてはいたし想像はしていたけどめちゃめちゃ熱いし疲れる、そして視界が狭い。自分がどうなっているのかの想像が全然つかない。これで長時間出歩いたり激しいパフォーマンスをするのはめちゃめちゃに大変だと思う。色んな努力があってかわいさやカッコよさは成り立ってるんだなあ。本当にお疲れ様です。

・着ぐるみの演じ方やポーズなどの、拘りとか思いを聞くなどをした。こういったのを知る機会ってそう多くないので楽しい。時折出てくる『絵師界隈』という単語に地味に驚いていた。確かに向こうを着ぐるみ界隈と呼ぶことがあるから、向こうからしたらこちらがそうなるのは自明なんだけど、そういう呼び方が存在することを知らなかったので一人でなるほどな~と思っていた。絵描きはあまり絵師を自称しないしな。

・お納めした。



・VR体験などという心くすぐられるプログラムがあった。

・イベントということもありVR空間に大量の人が押し寄せていてすごい混乱するな!体験会アバターにはみんな積極的に話しかけてくれるので周りに人がどんどん溢れていく。かわいいとかわいいとかわいいが溢れて僕の視界を埋め尽くす。パーソナルスペースは死んだ。

・耳元のスピーカーから色んな人の声がするのだけど、慣れてないうちはどこから聞こえているのかや、誰に対して話しているかがわからなくて混乱した。なんだこれ、聖徳太子育成メーカーかな? ただこれって大人数だからこんな感じになってるけど、基本はこれほどの人数にはならない(よね?)と思うので、数人でやり取りする程度なら問題はないのかな~と思う。

・恥ずかしながらVRchatがどういったものなのか詳しく知らなくて、なんか戯れてるスクショがよく流れてくるから戯れシステムなのかと思っていたけどボイスチャットを使うのか。いいなあ、VRで原稿合宿とかできないかしら。黙々と原稿しているアバター、なかなかにシュール。

・最初は一人称視点だったので、自分がどうなっているかが何もわからなかったけれど、ミラー視点で自分を見て「僕かっっっっっわい!!」と連呼した。かわいいキャラが自分の動きに合わせて動いてくれるの意味わからんくらい興奮するな! 基本の移動と視点変更しか知らなかったのだがやろうと思えば表情つけることだってできるんでしょ? ヤバない?

・この子が僕の体験卓で使われていたアバターでした。お顔と衣装が好みのど真ん中でヤバ。


・着ぐるみもVRの人も、どちらも隙あらば沼に鎮めようと画策してくるのが面白かった。自分で今一歩踏み出せないな~って時にやろうよ!楽しいよ?と言われると「じゃあやるか~~~~」という気持ちになってしまう。チョロい。しかし絵描きが絵を描こうよ!と呼びかけるのはあまり見ないのはなぜだろう。人口の違いかな。でも本出そう即売会出よう漫画描こうはよく聞く。似たようなもんか。

・総じてなりたいものになることに全力を注いでいる点は同じだなと思うが、VRと着ぐるみではできることが大きく異なることを感じる。

・着ぐるみはどうしても「現実」という点に縛られてしまう、表情をつけることは難しいし、視界の狭さや動きづらさ、体力の問題もある。体格や身長のようなどうやっても変えようがない部分に左右される箇所も大きい。ただ長所も「現実である」という部分だ。実際に存在していることへの驚きや、触れ合って感じることができるアドバンテージは何より大きい。

・一方でVRの長所は「現実でない」という部分だ。身体や物理法則などの壁が一切ない。やろうと思えば身長2メートルの大男でも、腰がキュっと締まったセクシーな女性になることだってできる。なんなら手足が空中に浮いていたり、人の形をしていなくても成立する空間なのだ。(制御方法とかはわかりませんが)一方で触感を味わうことはできないし、センサーの感度などの影響で、ライブパフォーマンスやダンスなどの精度を求められるものはまだ難しかったりするのかなといった印象。

・どちらが優れているとかいうわけでなく、やりたいこと、目的の違いかな〜と感じた。どちらにも魅力はあるし、どっちもいいなあと僕は思った。共通して自分じゃない自分になれるのがポイントだよね。自分がかわいいって思える体験、人生で初めてだ。


・自分語りをします。(今までのは自分語りではなかったのか?)

・昔から写真集やPV映像など、カメラの中に映る人に憧れがあった。ライトを浴び多彩なカメラワークで、時には編集を加えたり色味を変化させ、かっこよく・かわいくなっている写真や動画を見るたびに別世界を感じていて、その世界に僕も行きたいなあと強く感じていたのを思い出した。

・ただその気持ちって絶対になってやるとか仕事にしたいとか、そういった目標めいたものではなくて、ただただ純粋に「いいなあ、すごいなあ」という憧れだった。ただ今回のことを通して、僕もそっちの世界に行くことができるのでは?と感じた。

・あと僕プリキュアが好きなんですが、キャラクターやお話だけでなくエンディングダンスも好きで、振り付けを覚えていたりするのだけど、ただこれ、成人男性がやってもまあかわいくはならないので諦めていたのだが、僕の中に眠っていたかわいく踊りたいという気持ちが沸々と蘇るのを感じた。



・そんな感じで、初めてでどうなるか不安な面をありましたが色んな方の助けも借りて楽しいイベントだと感じることができました。ありがとうございます。

・色々あったのですげーーー長い日記になってしまった、普段の倍くらいあるけど許して。




・やるかどうかはともかくまずはポチり。僕は形から入るタイプなのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?