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やはり動力って最高だな【2023/04/21】

・2月の話。友達の家に行こうとしたが終電を逃してしまい、明日にすればいいのに何を思ったか10kmくらい歩いて行った。

・こういう衝動的な破滅願望は誰しも持っているものだと思っていて、数年に一度顔を覗かせる。この日の僕も「いやまあ、いけるやろ」と感じ、危ないからやめろと止める友達を振り切って歩いた。

・夜の街を2時間半くらいかけて歩いた。普段車でしか見ない景色を徒歩で見るのはなんだか新鮮な感覚になる。ともすれば違う世界なんじゃないかとさえ思う。夜だったからなおのことかもしれない。『夜のピクニック』の歩行祭ってこんな感じなのかな〜と思いながら歩いた。

・2時間半の間でんぱ組.incのライブ音源を2公演ぶん聴きながら歩いた、歩きながら2公演も観ちゃったのでなんかお得な気分。

・今回特に意識したのはペースを守ること。途中で気持ちが乗ってきて走ったり疲れて休んだりしたくなりそうだが、絶対にペースを保ち続けることを気をつけていたら、全く苦なく完走できたのでびっくり。

・次の日は階段を降りられなくなることを覚悟していたのだけどぜーんぜん平気だった。重い荷物を持っていたので肩は疲れたけど、足に関してはほぼ疲れが残ってなかったので、自分の体力もまだまだ捨てたもんじゃないな、と思った。


・そういえば、過去にも似たようなことがあった。

・大学四年生のある暑い夏の朝、ムシャクシャして「ここから実家まで自転車で帰れるんじゃないか?」とふと思い、そのまま勢いで60kmほど自転車で帰ったことがある。


・山越えは本当にしんどかったし、工程の半分あたりからはやめるにやめられなくなったし、本当に帰るところまでやると思ってなかったので日焼け止めも持たず、適当なTシャツとサンダルを履いてたのでこれはかなり後悔した。

・山を越えた先で食べた冷やしうどんは信じられないくらいおいしかった。途中の日差しに本気で挫けそうになったことも、終わってみたらいい思い出だ。


・だけど帰りも自転車を漕ぐ気にはなれなくて、帰りは両親の運転する車で帰った。やはり動力って最高だな、と思った。

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