見出し画像

トレーニング中の頭の中解説!

幸せなドッグライフを‼️

ドッグトレーナーDorGです。

今回はDorGがトレーニングの依頼を受けてトレーニングしている間に何を考えてトレーニングを行っているかを解説致します。

恐らく貴方が思っている以上に下準備を行い、頭をフル回転させています!

依頼を受けたら

飼い主様から御依頼を受けたら、伺う前に頭の中で下準備を行います。

例えば本気噛みが酷いから何とかしてくれ!
と依頼があった場合は、状況を聞きながら、考えられる原因をいくつか考えます。

また自分は事前にわんちゃんの写真や動画を先に送って貰います。それを先に見ることなよって、どんなわんちゃんなのかを予測出来るからです。

そして解決方法を考えます。問題行動はトレーニングによる解決と環境を変えることで解決する方法の2通りがあります。

これまでの経験上の解決方法を再度使えそうか確認して頭の引出しに入れて、飼い主様の元に向かいます。

そして頭の中でそのわんちゃんのイメージとトレーニング方法、トレーニング風景のイメージ、そして成功するまでのイメージを明確に持っておきます。(それでも大体その通りにはなりません‪w)

ここまでの作業をやっておかないと、いきなり向かってもスムーズな提案が出来ないので、多くのトレーナーさんがやっているのではないでしょうか?

飼い主様宅への訪問

確認のカウンセリングとゴールの設定を行います。

飼い主様のお宅へ訪問すると、わんちゃんを触る前に飼い主様と再度状況の確認と依頼内容を確認します。そして確認のカウンセリングを行ってる間にそこにいるわんちゃんを見ながら、イメージとの確認を同時進行で行います。

カウンセリングが終わるとわんちゃんと挨拶を交わします。本気噛みのわんちゃんでも、許される距離を保ちながら挨拶を試みます。
(本気噛みのわんちゃんと初めて対峙する時は当然怖いです 笑)

自分はトレーニングスキルや知識量はそれ程高くないと思ってますが、わんちゃんと仲良くする能力は長けてると自覚しています!

当然本気噛みのわんちゃんの依頼で噛まれた事は一度もありません。

その挨拶の触れ合いの中で、本気噛みのわんちゃんに安心感を与えることに専念します。
いきなりトレーニングを始めたり、何か直ぐに変えるという事はしません。
どのわんちゃんもそうですが、始めはわんちゃんのリズムにこちらが合わせる事が重要です。
トレーナーとはいえ、わんちゃんは分かりませんから多少なりと警戒しています。

そして触れ合いの中でわんちゃんの不安を取り除くと同時に自分自身にも大丈夫と自信を高めます。結構本気噛みの依頼の時は、僕とわんちゃんが触れ合ってる光景が有り得ないと驚かれる事があります。

わんちゃんとの挨拶一つでここまでやります。またその光景を飼い主様に見せることによって信頼感が増します。

挨拶の触れ合いが終わると、自分の中では既に9割は解決しています。
そしてゴールのイメージとトレーニング方法も明確に出ています。
後は飼い主様に分かりやすく提案するだけです。

トレーニング中

トレーニング中は飼い主様を意識する

挨拶の段階で、9割は解決していると言いましたが、飼い主様はまだ1割も解決していません。
僕の未解決の残りの1割は飼い主様とわんちゃんを繋ぐという作業になります。

飼い主様の生活環境や察知した性格などを考慮しながら、最適なトレーニング方法を提案します。
トレーニング方法はめちゃくちゃ噛み砕いて説明し、導入理由と予想される結果をお伝えします。

自分のトレーニングはいきなり依頼のゴールへと向わずに、小さなゴールをいくつも設定し、飼い主様の自信を取り戻していきます。

不安真っ只中の飼い主様にいきなりゴールに向かうトレーニングをやって貰っても不安は払拭されません。

まずは小さな成功体験を実感して貰います。
わんちゃんが成功したら大袈裟に褒めましょうと言われているように、飼い主様も成功したら大袈裟に褒めます。
その積み重ねが自信に繋がっていきます。

トレーニング中は常にわんちゃんと飼い主様の状況を見ながらバランスを取っています。

わんちゃんの集中力が無くなりそうになったらトレーニングを中断したり、飼い主様が疲れたりイライラしてきたら休憩を入れたり、継続してトレーニングを行うにはこのバランスがとっても重要になります。

そしてトレーニングは楽しい!を実感して貰う為に色んな工夫も取り入れています。
ドッグトレーニングは必要不可欠と言われても、楽しくなければ継続出来ません。

トレーニングを終えて

トレーニングのフィードバックを飼い主様と行います。

やってみた感想と、トレーニング前とトレーニング後の不安度や自信度を確認します。

問題行動改善トレーニングは1回ドッグトレーナーが訪問してもその1回だけで終わることはほぼありません。しかし飼い主様の手応えが無ければ、その1回きりになることもあります。

頭の中では既に次回のことを考えながらフィードバックを行っています。

家に戻ってから行うこと

家に戻ったら再度、自分自身のフィードバックを行い、記録を残します。

ここでは出来るだけ、良くなかった所を主に洗い出します。飼い主様への言い回しやアプローチの反省や、トレーニング中の姿勢の反省など様々です。良くなかった所を洗い出すのは、自分自身の成長の為です。
ドッグトレーナーは何時でも完璧はありません。
常に反省と成長を意識してなければ、選ばれるトレーナーにはならないと思っています。

また、ここで反省を行うことで、次回伺った時にはより良いパフォーマンスを発揮し、飼い主様の喜びと信頼が得られます。

これでようやく一つのセッションが終了したとなります。

トレーニングの依頼を受けてから初訪問を終えるまでに頭の中ではフル回転で色んな作業を行っています。

またその大変さを飼い主様には分からせない様に演出もします。
あたかも簡単そうにやってのけてる感を出します。笑

ドッグトレーニングはエンタメ要素も少なからずあると思っています。

トレーナー自身が多少なりとユーモアさや明るさがないと、飼い主様もついてきてくれません。


最後まで読んで頂きありがとうございます‼️

これからドッグトレーナーを目指す方や、同業者の仲間の方々の何かのきっかけになれれば嬉しいです。

飼い主様の皆様にはドッグトレーナーとて普通の人間と言うことを知って頂きたいです。

DorGでした‼️






必ず誰かのお役に立てると思います。宜しければサポートして頂けませんか?全て活動費に使わせて頂きます。