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クリッカートレーニング(後編)

幸せなドッグライフを‼️

ドッグトレーナーDorGです。

今回はいよいよ最後、クリッカートレーニングの実践をお伝え致します。

クリッカートレーニングの注意点

・少しずつコツコツと先に進める
クリッカートレーニングは動作を強化していくトレーニングです。一発で理想の動作を教える事は不可能です。少しずつ成功を積み重ねる事がクリッカートレーニングは大事です。
くれぐれも欲張らない様にしましょう。

・飽きる前に止める
クリッカートレーニングを行っていると楽しくなってついつい長めにやってしまう事がありますが、飼い主様が楽しくて出来ていても、わんちゃんが先に飽きてしまう事があります。
またその逆もあります。
飽きてしまうと、クリッカートレーニングそのものに悪いイメージがついてしまいますので、1回のトレーニングの時間に気をつけましょう。
一気に行うのではなく、毎日少しずつがポイントです。

・わんちゃんの体重に注意する
クリッカートレーニングでは多くのトリーツを使用します。1回のトレーニングで1食分のトリーツを与える事もあります。
日頃の食事にプラスしてトリーツを与えるとわんちゃんの体重は増加してしまいます。
日頃の食事を1食抜くなど、バランスをとる必要があります。

・クリッカーを鳴らしたら必ずトリーツを与える
クリッカートレーニングを行っていると誤って鳴らしてしまう事があります。
その時に理想の形になっていなくても必ずトリーツは与えましょう。
ここで与えなかったらクリッカーとトリーツの関連付けが壊れてしまいます。

・トレーニング中に声かけは要らない
クリッカートレーニングでは形が作れてから声のコマンドを入れますので、それまで声かけは不要です。変に声をかけてしまうと、間違った学習をしてしまいます。

・ジャックポットを必ず入れる
ジャックポットとは飼い主様が理想の行動をわんちゃんがとったと判断した時に、クリッカー1回につき1個のトリーツを与えていたものを5個~10個の間の複数個を一気に与える事です。

コインゲームなどである、一気にコインが放出されるあれです。

ジャックポットは1回のセッションで必ず1回は入れましょう。しかし1回のみです。

クリッカーでお座りを教える

①鼻の前にトリーツを握った手を向ける
鼻先が手に当たったらクリッカーを鳴らしてトリーツを与えます。

②手を10cm程上に上げて鼻先が当たるのを待つ
鼻先が手に当たったらクリッカーを鳴らしてトリーツを与えます。

③更に上に上げて②同様

④犬のお尻が少し落ちるの迄行う
個体差によってお尻が下に落ちるのが違いますので、お尻が下に落ちそうになるまで、②を繰り返します。
お尻が下に少し下がった時点でクリッカーを鳴らします。

⑤お尻が床に着きお座りの体勢にする
お尻が完全に床に着きお座りの形になったらジャックポットです。

⑥少し場所を移動して①から⑤を通しでやってみる

①から⑤を通しで行うので、⑤までいってお座りが出来たらクリッカーを鳴らします。

⑦「お座り」と声をかける
お座りの形が作れたら、「お座り」と声をかけて①から⑤を通しで行います。

⑧声だけでお座りをさせる(完成)
最後は声だけでお座りをさせてみましょう。
出来なかったら出来る所まで戻り、繰り返します。出来なかった場合は当然クリッカーは鳴らしません。

(注意)
最後に「お座り」の号令は1回のみです。
やらないからといって何回も「お座り」を繰り返すのは絶対にNGです。それは犬が1回で言う事を聴かなくても良いと学習してしまうからです。
1回で出来ない場合は、まだ身についていないと言う事なので、戻って練習して下さい。

お座りだけで1500文字を超えてしまいました。

本当は「伏せ」と「お散歩中」まで書きたかったのですが、ここまでです。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。


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