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「犬を動かす」とは、飼い主が動くということ。

犬を迎えると、犬が飼い主の期待通りに動いてくれると思ってる人が多い。

冷静に考えてみてれば、そんなはずはないと、誰でも分かってること。

しかし、当事者になってみると、その冷静さは失っていく。

シートをひけばそこがトイレ、そこでするのが当たり前。出来なければ失敗。

お散歩中はリードを引っ張らない、拾い食いをしないのが当たり前。

待てやお座り、お手をするのが当たり前。

犬の吠えを無駄吠えで片付け、吠えないのが当たり前。

飼い主の立場が犬より上なのが当たり前。

人や他の犬を傷つけないのが当たり前。

人の都合、価値観が先行してしまい、それが勝手に犬への期待になってしまうことが殆ど。

多くの人が知ってるが気づいていない。

「犬は勝手に人の期待には応えられない」

なぜなら犬は、飼い主の要望、答え、メリットを知らないから。

本当は犬も飼い主の要望、指示には応えたい。
でも答えを教えられてないから、分からない。

飼い主も、教えたいけど教え方がわからない。また教えたつもりになっていて、犬に責任を押しつけてしまう。

挙句の果てには叱りっぱなしの日常になっていく。

そして次第に関係が崩れていってしまう。

うまくいってない人はこれが原因です。

犬に責任を押しつけるのではなく、何故うまくいかないか、考える。またどうすれば良いか考える。

そう、飼い主がやるべき事の第一歩は「考える」です。

最初は犬の幸せを考えました。次は犬の行動を考えます。犬の行動を考えるには、犬という動物、そして犬種の特性、最後に迎えた犬のことを知らなければ、考えることは出来ません。

次にやるべきことは、「学ぶ」です。

考えるだけでは、答えは出ません。当然、学びが必要です。

初めて出産し、育児が始まる時、無我夢中で母親も父親も育児を学びませんでしたか?

子供のために必死に学んで、育児に向き合ったはずです。

それは、犬になっても同じことが言えます。

必死に考えて学んでいけば、おのずと自信が出てきます。この自信は、犬を飼う上で非常に重要なメンタルになります。

自信が生まれれば、人は行動するからです。

人は自信があることには動けるが、苦手なことには動かない心理が働きます。

学んで、自信に繋げ、行動する。この学んだ後の行動はきっと犬にとって良いことになってるはずです。なぜなら飼い主の自信は犬に伝わり、安心して飼い主の指示を聞こうとします。

「犬を動かす」とは「飼い主が動く」ということ。

自ら考え、自ら学び、自ら決断し、行動する。

これが「犬を動かす」の本質です。




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