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犬猫殺処分問題を語る!②

皆さんこんにちは!ドッグトレーナーDorGです。
さて本日は犬猫殺処分問題を語る②をお話します。前回の続きになりますので、まだご覧にない方は①を読んでご覧頂けると嬉しいです。

前回は殺処分数と殺処分の仕方をお話しました。
今回は他の問題点と現在の社会の取組みをお話します。それではいきましょう!

殺処分以外の問題①

現在の殺処分数は年間で約3万頭とお話しました。
しかし、殺処分以外でも死んでしまっている犬や猫が数多くいることを皆さんはご存知でしょうか??それは、、

流通死

流通死とは繁殖から消費者までの間で亡くなった犬や猫のことです。実はペットショップに犬や猫がたどり着くまでに数多くの命を失っているのです。その数おそよ、、

年間20000頭

これは届出だけの数字なので、無届を入れると約1.5倍ほどと言われております。

他方でこの流通死は一定数仕方ないと言う方もいらっしゃいます。ごく一部ではありますが、犬や猫を飼育している業者やペットショップです。

彼等は犬や猫を売っての商売、つまり犬や猫は商品なんです。

物で考えて貰えると分かりやすいと思いますが、色んな物の商品が製造されて、店頭に並び消費者まで渡るのに、相当数廃棄商品が出ますよね?
あれと同じです。

100作って100届けられないのが通常です。
流通の中で破損や欠陥が見つかり、廃棄になることはよくあります。

物なら交換で解決できますが、犬や猫は命を失います。

この問題に関しては賛否ありますが、皆さんはどう思ったでしょうか??

ペットショップで犬や猫を買うな!!

と唱える動物愛護家の方が言うのはこの流通死が止まらないからです。

ペットショップで犬や猫を飼うとその空いたスペースにまた犬や猫を仕入れて販売する流れ、これが止まらないと流通死は無くならないということです。

僕の現状の考えとしては、

流通死は絶対に無くすべき

です。かといってペットショップ販売に反対とも言いませんし、ペットショップで飼う飼い主さんは悪いともいいません。

個人個人の考えを尊重したいと思います。

殺処分以外の問題②

次の殺処分以外の問題は、

虐待死

です。これは皆さんもご存知だと思いますが、その数は把握不能です。
しかし虐待死も相当数いるのは間違いないでしょう。虐待と言っても、暴力だけではありません。

飼育放棄や不衛生管理などによる病死や餓死も虐待死です。

Twitter上でも犬への暴力の目撃情報などをツイートして知らせてくれる方もいますが、どうしていいか分からないのが現状です。

とりあえず警察に通報という声もききますが、実は動物に関しては所轄の警察は腰が重いです。

つい先日も沖縄県警が猫に対して暴力を振るっている通報を受けて、1度は保護したものの、その後元の飼い主に戻したという信じ難いニュースがありました。

一重に警察に通報すれば解決する訳ではありませんが、まずは警察に一報を入れるということは犬や猫を救う意味では大事なアクションだと思います。決してご自身で注意するのは止めた方がいいと思います。

また別の問題が出てくる可能性があります。

社会の取組み

現在、殺処分ゼロに向けた取組みは様々なところで行われております。

動物愛護団体
皆さんご存知の通り動物愛護団体です。
動物愛護団体は様々なやり方がありますが、大きく分けて2つです。
1つは保護活動、飼い主さんが手放した犬や猫、保健所からの引取り等を行い飼育をし、次の飼い主さんに繋げる譲渡活動を行っております。

この活動により犬猫殺処分が減っているのは間違いありません。

しかし、良い事ばかりではありません。
善意のつもりで保護を始めた団体の中には資金が尽きたり、人手が足りなかったり、結果的に多頭飼育崩壊を招くこともあるようです。

また動物愛護団体の保護活動が悪質ブリーダーや悪質ペットショップの受皿となってしまい、負のループから抜け出せない状態が続いているのも現実です。

2つ目は啓発活動、様々なイベントを通じて殺処分ゼロを訴えたり、ロビー活動を行い政治に働きかけたり、YouTubeなどで、色んな情報を発信して、処分される犬や猫、虐待される犬や猫を減らす活動を行っています。

動物愛護センター

動物愛護センターは行政が運営をしているセンターです。元を正せば保健所です。
動物愛護センターは全ての都道府県にある訳ではありません。
少し動物愛護センターの説明をしますと、動物愛護センターの中には愛護棟と管理棟に分かれており、愛護棟では譲渡に向けたケアが行われ、管理棟では処分をら控えた犬や猫が管理されております。つまり動物愛護の名前が付いているのにも関わらず、ここで処分されているのです。

中には動物管理センターと呼ぶところもありますし、保健所しかないところもあります。

行政によって動物愛護の取組む意識は違いますが、昔に比べると随分改善されつつあります。

また動物愛護法の改正により、業者による引取りを拒否できる権利が動物愛護センターにはあります。これにより殺処分数が表面上減っているの否めません。拒否した犬や猫のその後は誰にも分からない状態になっております。

東京都が殺処分ゼロ達成と言っておりますが、本当のゼロではないのでご注意ください。

動物愛護法改正  数値規制

最近の動物愛護の話題はこの数値規制ではないでしょうか??
これは第1種動物取扱業に向けた規制で、色んな数字を明白にすることで、取締りをしやすくしたり、管理者に向けての注意勧告などがやりやすくなった法律です。
実用性の有無はこれから検証されると思います。

数値規制についてはまた別の記事でお話致します。


個人活動

最後に個人での活動です。DorGもここに入ると思います。どこの団体にも属さずに、SNSを利用しての情報発信。
自分はドッグトレーナーなので、無料のトレーニングや相談を受付、手放す飼い主さんを減らす活動を行っております。


2日に分けて書いてきましたが如何だったでしょうか??ちょっと雑目な記事になり、本当はもっと詳しく書きたかったのですが、まずは関心を持って貰うことが目的だったので、こんな感じになりました。

もっと詳しく知りたい方や他の意見もある方がいらっしゃいましたらTwitterのDMを送ってください。


実はここだけの話、殺処分をゼロにし、不幸な犬や猫を無くす5つの提言というものをDorGは持っております。

まだまだ影響力不足で実用には時間がかかると思いますが、近いうちに皆さんにお伝えしたいと思いますので、気になる方はTwitterとnoteのフォローをお願いします。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

それでは幸せなドッグライフを!!

DorGでした!

必ず誰かのお役に立てると思います。宜しければサポートして頂けませんか?全て活動費に使わせて頂きます。