聴いた曲を紹介する日記(2023年6月7日)第88回:ANGEL ATTACK/鷺巣詩郎(新世紀エヴァンゲリオン)
ANGEL ATTACK/鷺巣詩郎(新世紀エヴァンゲリオン)
今回紹介する曲「ANGEL ATTACK」は、テレビアニメ版「新世紀エヴァンゲリオン」本編で最初に流れるBGM。
本編開始から約2分間は環境音と台詞のみで音作りが行われていて、「15年ぶりだね」「ああ、間違いない。使徒だ」という会話を起点にしてこのBGMがスタートするのだけど、BGMスタート前の静かな雰囲気と、BGMスタートと同時に始まる人類の敵とされる使徒との戦いの緊迫感の対比がたまらなくかっこいい。
音楽作品で自分が人生をこじらせた一因がYMOであるとするなら、アニメ作品で自分が人生をこじらせた一因は間違いなくエヴァンゲリオンだと思う。
放送当時、自分はテレ東系の放送局がない地方の田舎に住んでいて、同級生にはアニメヲタク的な認識をされる学生生活を送りながらも、テレ東系のアニメはほとんど見ることができない状況だったのだけど、当時東京にいた友人が「とにかくすごいアニメが始まったから見てくれ!」とわざわざダビングしたビデオテープを送ってくれて、しかも友人はそれを毎週やってくれたおかげで、約1週遅れながら見るようになったのがエヴァを見始めたきっかけ。
放送終了後、あるいは旧劇場版公開後、終盤や作品全体の異質さ、凄さについて主に語られることが多いエヴァだけど、第壱話の時点で既に「凄み」はあって、それをすぐに理解、認識して、しかも自分にビデオテープまで送ってくれて伝えてくれた友人は本当に「わかってるなー」と思うし、感謝している(友人が送ってくれたビデオテープは、その後、自分の周りでエヴァを布教するのに大いに活躍した)。
今だと新劇場版の「序」で基本的にテレビアニメ版の第壱話と同じ進行のものをテレビアニメ版以上の綺麗な絵で見ることができるけど、テレビアニメ版でも同様に、庵野監督の作風、手癖がてんこ盛りで何度観てもかっこいい。
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