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HPとMPのはなし。

この頃、疲れが取れない。

そう言う人は多いと思う。お疲れ様です。周りの同僚や取引先の人に聞いても、「疲れが取れないんだよねー」と頻繁に耳にする。日本社会は疲れが取れないまま、HPが回復しないまま、MPでなんとかマジックを使ってやりくりしている社会。

家に帰ってきちんと休めたり大切な人と過ごす時間をとって、やっとHPが回復する。宿屋に泊まりリフレッシュするのも良い。ぜひしたい。

でも、徐々にHPの減りが早くなっていないか。ていうか回復率が下がっているのではないか。そうなるとMPもどんどん消費してしまい、こちらも回復には時間がかかる。

そうなると病を得たり、怪我をしてしまい前線(?)に出れなくなったりする。

自分は、この頃「何か作らなくちゃ…」と食材を購入するが帰宅後、作るだけのHPもMPも足りなくて倒れて作らないか、外食に出てしまう時がある。その後食材を使えたらいいけど、古くなり使えなくなって廃棄することになる。これらはGoldなわけで、心も痛いし、財布も痛い。


できないときは無理に食材を購入しなければ良いのだ。


が、「やらなくちゃいけない……せめて買っていこう…」とギリギリの状態で食べ物を買うからいけない。

最低限のものだけを買うことにしよう。実は養育費が6月から絶たれることになった。Goldは節約しなくてはならない。健康を守るために野菜も、バランスのとれた食事にしないといけない。

以前がんばって節約しようとして、麺類ばかりにした時期があった。その時はテキメンに家族中風邪をひきまくり、栄養の大切さを痛感した。栄養を無視した節約はダメだ。リスクがありすぎる。


少ないGoldで、きちんとした食材を求め調理し、片付けをする。や、…無理ゲーな気がする。

昨日話した店長さんは、「日本社会全体が閉塞に向かっているよね。俺も今会社いつやめようかって考えてる」と言っていた。

彼はかなり心ある人で、会社の上層部から「この売上じゃダメだ、もっと売上を上げろ、人員削減もしろ」と言われるのに抵抗して人を育てないと売上は上がらない、そして「教育には時間がかかるから、人員削減は今時点はできない」とはねつけているという。社員・パートさんのことを考えて。その合間に、他の危機的な店にも応援に行く。

「立て直してきたんですか?」と聞いたら「立て直せないよ…悪いところを直して、維持が精一杯だね」とため息をついた。彼もたいへん疲れていて、HPもMPも底を尽きそうだ。

これでいい?わけない


日本人は、これでいいのだろうか。現時点でもこんな状態なのに、高度プロフェッショナル法案でもっと過酷な勤務が可能になるだろう。

何より危惧するのは、こんなボロ雑巾のように働いている大人をみて、子供達が希望を持って職業を選ぶだろうか。ならないだろう。今のまま時ダメだ。とりあえず、働きすぎ休みなしの今の社会にNOを言おう。

欲しい社会は私たちが作って行く。おかしいことをおかしいと言い、そして良いことは良いね!と褒めて動かしていこう。


HPもMPもお互いに褒めて、休みをとって、回復しよう。動けなくなる前に。今日も良くやったね。ありがとう、お疲れ様!

生きててよかったな!って思う食べ物と飲み物の購入に充てさせて頂きます。 おいしい紫蘇入り唐揚げときんぴらごぼうが得意技です。ありがとうございます