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わたしとクリエイティブ【勝てるワーク#10】

こんにちは、きゅうです。
現在私は「勝てるワーク」というデザイン力を上げるワークに挑戦中です。
このnoteはそのワークの中の、「タイムスリップして原体験をさぐれ!」というものについて取り組んだ記録になります。

このワークは要約すると、デザイナーたるもの、自分のクリエイティブの源流を知ってもっと自分の強みを知らねばいかん!というものです。
そんなわけで、このnoteでは「わたしとクリエイティブ」をテーマにつらつらと書き記していきます。

1. 親から見た、「わたしとクリエイティブ」

両親に、小さい頃の私はどんな子だった?と聞いてみました。すると、声を揃えて「うっかりが多い」「好きなことしかしない」「飽き性」と言いたい放題。く、くそう…確かに聞いたのは私だけど容赦ないぞ…。若干テンションが下がりつつ、じゃあどんなことが好きな子供だった?と聞くと、「そういえば」と思い出すように言われました。
「あなたは音楽も手芸も文を書くのも飽きて辞めたけれど、絵を描くのはずっと好きだよね」と。
これは私自身とても自覚しているところで、気がつけば絵ばかり描いて過ごしていました。頻度は減ったけれど、今も描き続けています。なんなら、一生描き続けていたいなと思います。
飽き性だけど、実はとっても一途…?そう思っていると、それを裏付けるような話が。
曰く、「おむつは絶対にプーさんのしか履かなかった」
おむつーーー!そんな記憶のない頃から一途な人間だったのか私は。
ちょっと恥ずかし、誇らしです。
また、「紙とかノートとか画材が好きで、使わないのに集めていた」「漫画を山のように集めていた」と、コレクター気質な一面も見えてきました。確かに、今も映画や舞台のフライヤー、ショップカードなどを集めがちです。紙が、好きなんだよなあ…。
ともあれ、「好きなことしかしない」けど「一途」というのは、私のクリエイティブにおける源流のひとつではないかな、と感じました。


2. 友人から見た、「わたしとクリエイティブ」

続いて、小学生以来の親友に話を聞きました。が、あんまり覚えていないなとの回答だったので、思い出に浸るだけの楽しい会になってしまいました。ただ、そのうちのいくつかはクリエイティブに繋がるなと感じたので、紹介します。

●カードゲームを作る会社を設立
当時、小学校の中で「会社」という独自のコミュニティが出来あがっていました。好きなことを、それが好きな人たちが集まって思う存分楽しむ、というもの。私たちはオリジナルのカードゲームを作成して、それを「会社」に所属していない人たちにも広めて遊んでいました。土砂降りの放課後、歩道橋下のスペースで雨宿りしながらせっせと作っていたことを思い出します。

●好きな小説から影響を受ける
私と友人は読む本のジャンルが似ていて、その本の真似事をしていました。特に真似っこしていたのは「都会のトム&ソーヤ」。この本はサバイバルが特技の男の子と、ゲームを作ることが趣味で夢の男の子のお話で、自分たちとあまり歳の変わらない子供たちが繰り広げるドタバタ冒険譚に夢中になっていました。その本の中では、さまざまなサバイバル技術が載っているのですが、私たちはよくそれを真似っこしていました。よく覚えているのは、落ちている飲み物の缶で簡易ナイフを作ること。アルミ缶とスチール缶では強度や切れ味が違うとか、こうするとよく切れるようになるとか、色々実験できて楽しかったです。ちなみに、ナイフの用途は落ちていた太い木の枝の中をくり抜いて、指輪を作ること。危ないことには一切使用してないよ!

●誕生日に好きな曲を集めたCDをプレゼントされたこと
この友人は、とてもクリエイティビティに溢れていて、とにかく色んなものを自分で作ったり、色んなものを調べたりして独自の好きを広げていました。そんな友人に多大な刺激を受けてきたわけですが、その中でも一番大きい刺激になったのは、誕生日に友人が自分の好きな曲だけを集めたCDをプレゼントしてくれたこと。その当時、私は全く音楽に興味がありませんでした。友人がくれたCDに収録された曲はインストゥルメンタル(歌詞のない曲のこと)がほとんどで、曲といったら歌だとばかり思っていた私は、その表現力に打ちのめされたのでした。友人は歌詞カードの代わりに自作の曲紹介カードを挟み込んでいて、そこから曲の題名を見ることができたのですが、どの曲もその音と題名がマッチしていて、音で世界が作れることに感動していました。そこから、私は独自の世界観を持った音楽が好きになりました。

…思い出話を一通り終えた後に、私ってどんな風な人だと思ってた?と聞いてみました。すると少し悩んだあと、友人は「他人を巻き込んで、世界を広げてくれる人」という素敵な言葉をくれました。
そういえば、私は人に自分の好きなものや、その人が好きそうと思ったものをすぐに勧めてしまうところがあります。「共有」というワードも、私のクリエイティブの源流にあるみたいです。

3. 幼稚園〜中学校の、「わたしとクリエイティブ」

最後は、自分で自分を振り返って、私のクリエイティブの根本に流れているものを探っていきます。

両親から言われた通り、物心ついたときから私は絵を描いていました。当時流行っていたアニメの影響で人魚ばかりスケッチブックに描いていた記憶があります。ただ、絵を描くのは好きだったけれど誰かに褒められるのが嬉しくて描いていました。保育園の頃は友達にうまいうまいと言われて有頂天になっていたと思います。ただ、習っていたピアノも、たまに書いていた小説も、褒められていてもいつの間にかやらなくなったのに絵ばかり続けているのは、絵を描くことが好きだからなんだなあと思います。

また、小学校に入ってからは「ドラゴンボール」や「ハンター×ハンター」など、少年漫画にハマってアニメを見漁ったり、BOOKOFFに通っていました。主人公が強くて、かっこいい。そこに惹かれたので、強い人間に憧れていたのかなあと思います。

それから、空想も好きでした。自分のオリジナルキャラクターを作って、正方形の付箋にひとりひとり描いてはバスケット容器に溜めていたり、ウエハースについてくるキャラクターのカードを集めて自分で物語を作って遊んでいました。

幼少期の頃はとりとめのない思い出ばかりになってしまいましたが、改めて思い返せば、世界観がしっかり確立されているものや個性が出ている作品を好んでいたと思います。自分が何か話を作るときも設定にこだわっていました。
なので、ここでのキーワードは「世界観」「個性」かな、と思います。

4. わたしのクリエイティブ

さて、今まで私とクリエイティブの関係性について探ってきましたが、次のようなキーワードが得られました。

「好きなことしかしない」「一途」「共有」「世界観」「個性」

つまり、好きなことしかしたくないと思っているけど、その好きなことには真剣になれる。好きになるものは個性がある世界観がしっかりしたもので、私はそれを人に共有したくなるようです。

そういえば、私が目指すデザインは「その人に必要な感動を、知らなかった感動を届ける」ことなのでした。そして、私がデザインを仕事に選んだのは、好きなことだけして生きていたいからです。
「共有」や「好きなことしかしない」「一途」といったワードがぴったりと当てはまります。
また、大学生の時にその表現方法の多彩さとそれぞれの世界観に惚れて映画にハマったのですが、これも「個性」「世界観」の部分によく当てはまっています。

性格も一途というか、ずっと変わっていないんだなあと思いますし、ここが揺るぎようもなく私のクリエイティブの源流なんだな、と意識できました。
自分の好きな世界観を探ることができたら、もっと深い自分の本質が見えてきそうなので、もう少し深く掘っても面白いだろうなと思います。

とっても長い文章になってしまいましたが、読んでくださった方ありがとうございました!

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