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勝てるワーク まとめ 中編

こんにちは!きゅうです。

このnoteは、この一ヶ月の間にやり切るぞと決めていたデザインの課題、「勝てるワーク」を完遂したため、その成果をまとめているnoteの中編になります。全15ワークのうち、今回は6〜10のワークについて書いていきます。

(前編はこちら↓)


さて、では早速やっていきましょ〜!


06.造形センスを身につけろ!

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6つ目となるこの課題は、30cm×30cmの正方形の中に、任意で切り抜いた長方形と正円を視覚的に気持ちの良いバランスで配置していく、というものです。全部で3枚制作しました。

テーマは自由なのですが、今回は全部好きな曲をテーマに設定しました。それぞれの作品の最後にリンクを貼っておくので、もしよければ聴いてみてください!(ちなみに、アーティストの名称は全て敬称略です)

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1枚目は、大好きなバンド女王蜂の「ヴィーナス」という曲です。

音の流れを意識しながら制作しました。激しめな曲調なので、本当はもっと画面を密にしたかったのですが、個人的にこのくらいの余白を気持ちいいと感じるようで、グループごとに均一な余白感を持った作品になりました。

(曲はこちら↓)


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2枚目は「デゴー」という曲をイメージしました。おおらかで、果てしなくて、ちょっと恐ろしい、というイメージと音のつながり方、跳ね方を意識しました。
一番右端の下から斜め右に上がっていくところが曲がってしまったのが、全体の調和を崩して見えるので、すごくもったいないです。

(曲はこちら↓)


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最後は「FRIEND」というインストゥルメンタル楽曲です。この曲のイメージは、内包的で、塞ぎ込むような、どうしようもない気持ちと切なさなので、ぐるっと囲んで閉塞感を表現してみました。また、他2枚が余白感多めだったので、余白があまりないパターンでのバランスの取り方を模索してみました。

(曲はこちら↓)


自分の気持ちがいいと思う余白感というのを普段意識したことがなかったので、すごく自分のフェチを深めることができたワークになったんじゃないかなと思いました。個人的には2枚目がお気に入りです。抽象的だけどなんとなく物語を感じるような作品です。


07 無限ヒアリングで本質をつかめ!

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7つ目の課題は、自分自身にひたすら質問をして「本質とは何か」を掴み、それを形にするというワークです。自分でお店や会社を実際に作ると想定して、ターゲットやコンセプトを決めます。最終的には、そのお店あるいは会社のタグラインとロゴを作成し、本音で語れる人からフィードバックを受けるというものです。

まず、私は以下のことを自分に質問しました。

Q1. 自分の好きなところ
Q2. どうしてそこが好きなの?
Q3. 自分の嫌いなところ
Q4. どうしてそこが嫌いなの?
Q5. 小さい頃はどんな子供だった?
Q6. 小さい頃から変わっていないところは?
Q7. 逆に変わったなというところは?
Q8. 趣味は?
Q9. それぞれの趣味のきっかけや時期
Q10. 尊敬する人は?
Q11. なぜその人を尊敬しているの?
Q12. 苦手なことは?
Q13. 周りにどう思われたい?
Q14. そのために何か意識している?
Q15. 好きな人はどんな人?
Q16. 嫌いな人はどんな人?
Q17. どうしてデザインを選んだの?
Q18. 将来どうなっていたい?
Q19. ストレスを感じる状況はどういうとき?
Q20. 好きな作品は?

私は「好き嫌い」へのこだわりが強い自負があるので、主に自分の嗜好について深掘りしてみました。
そして出来あがったものがこちらです。

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自分の「興味がなかったことに急に興味が湧いた時の、世界が広がる感動体験」をもとに考えた商業施設です。いつでも誰かの興味が集まる、ワクワクする場所があればいいな、と思いながら制作していました。
ヒアリングから引き出せた、好きなものにハマるきっかけや、表現・ものづくりに関わりたい、それで人を豊かにできるのが素敵だ、というような想いを形にできるよう意識しました。

本音で話せる会社の先輩に、私の「らしさ」が出ていますか?と尋ねてみたところ、読ませないところまでロゴを抽象化してしまうチャレンジ精神だとか、施設名にKINSEN(=琴線)というワードを選択するところが「らしい」ね、と言ってもらえました。


08 うすっぺらい作品から打破せよ!

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8つ目となるこの課題は、とにかく自分のフェチに向き合って自己理解を深めたり、自分にしかないような個性を引き出すワークです。抽出したフェチから、架空の雑誌の企画書とその表紙を作成します。

ひたすら好きなものと向き合う…めちゃくちゃ楽しそう!と、意気揚々と取り組みました。

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好きなフェチを選別して、作成した企画書になります。
ここ数年で、急に自分が緑色が好きなことに気づき、緑色のものが集まった雑誌はなかなかマニアックなのでは…?とニヤニヤしながら作りました。
(ちなみに余談ですが、今まで投稿したnoteはほとんど緑色で統一しています。)

そうして出来た雑誌の表紙がこれです。

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ここで使ったフェチは、緑色(雑誌のテーマ)、レトロ(チェキ)、手書き、手作り感(チェキに書き込んだような装飾と、工作を思わせる画用紙)、生活感のするもの(自分の持っている緑色のものを撮影)です。

このワークをやってみて意外だったのは、好きなものはたくさんあると思っていたのに挙げてみると数は少なかったことです。ただ、その分一つの好きなものに対する熱量が強いんだな、と気づきました。正直こんなに緑色のものを集めている自覚がなかったので、驚きました。

好きなものに対する熱量が強いのならば、それを極めるほど自分の個性が出てくるのかな、と思いました。普段仕事では出来ないような、フェチMAXの制作も今後行なっていきたいです。


09.本当のトレースはこうやれ!

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9つ目のこちらの課題は、「お手本」をトレースするというもの。もちろん、ただのトレースではありません。まずお手本をじっくり観察して、その後お手本を見ずに再現。出来たものをお手本と照らし合わせて修正する。というものです。

そんなわけで、今回選んだお手本はこちら。

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賑やかなレイアウトが苦手なので、あえて情報量が多いものを選んでみました。

30分みっちり観察後、制作したものがこちらです。

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(※同じイラストは用意できなかったので、市場の写真で代用しています。)

照らし合わせて赤入れしてみました。

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ワオ!真っ赤だ!

主に気になったのは食べ物の写真が総じて小さかったこと。文字を入れることに躍起になった結果写真を小さくしていましたが、下部の白板スペースを大きく取りすぎていたせいで入りきらなかったようでした。

こういう情報量が多いものは、優先順位の順位差を大きくつけてみてもいいんだなあと気づきました。また、この場合だとどちらにせよ文字は小さくなるので、ならばいかに美味しそうなものを売っているか、写真を優先して見せてあげるべきだなと思いました。

そうしてフィニッシュしたものがこちらです。

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比べてみると、「お手本」の余白の開け方がすごく気持ち良いなと思いました。ぎゅっと詰まっているけれど見やすい余白。苦手な賑やかデザインの攻略ポイントが見えたような気がしました。


10.タイムスリップして原体験をさぐれ!

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このnoteでの最後の課題は、自分のクリエイティブの源流を探すために、親や友人に話を聞いたり、自分自身で幼少期を振り返る、というワークです。

このワークは、最終的に「幼少期からのクリエイティブの接点」をテーマにnoteを書くというものです。なので、以前このワークに取り組んだ時に書いたnoteを貼って割愛させていただこうかなと思います。

小学校以来の友達と、ひたすら思い出話ができてすごく楽しかったです。


さて、次はいよいよ後編です。11~15のワークを記録します。

もし前編、中編と見てくださっている方がいましたら、ぜひ最後まで見届けてくださると嬉しいです!

それでは!

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