ドラクエ12

ちょっと前だけど、ドラクエ12が発表された。
その時に公開されたテーマが「ダークで大人向け」だったんだけど、これがかなり賛否両論だった。
流石にテーマだけで「ドラクエらしくない」とか言うのは御門違いだが、このプロモーションは正直言って失敗だろう。

例えばこの「ダークで大人向け」がストーリーの事ではなくて、常に夜が明けない世界だとか、地底の世界の話とかだったらオイオイやりやがったな堀井雄二HAHAHA!みたいなところで逆に面白いと思うし、主人公はヒーローサイドではなくダークサイド(ヴィラン)側だったらマジで最高に熱い作品だと思う。

最近機動戦士ガンダム水星の魔女を見たんですけど、ネタバレは踏まなかったが、「シーズン1ラストを見たら主人公の印象変わる」みたいな話を事前に知ったまま、サブスクで追って観ていた。
そうなると、やっぱり主人公のことを少し色眼鏡で見ていることに気付いた。
(水星の魔女はちゃんと全部見たけど面白かったです)

学生の頃、人にコンテンツを勧める時に「最後まで観たら絶対面白いから!」みたいな勧め方をしてくる奴が一人はいた。
というか、なんなら自分でもやってしまった事もあるかもしれない。
そういう作品ほど、何だかんだ観ない。
期待をさせようとして、話の肝となる部分をピックアップして勧めるわけだけど、「まあどうせ最後まで観たらいい感じになるんだろう」みたいな先入観があると全然楽しめなくなる。

つまり何が言いたいかというと、ストーリーに意外性を持たせたいのであれば、事前に言及する事は極力避けるべきだ。
これがストーリーの事でないとしたらなかなかやってくれたなと思うし、ドラクエ12には大いに期待しています。

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