カメラに疎いわたしがMVを制作する話 -カメラその1 露出を決定する三大要素-


F値(絞り)

F値 とは、レンズの焦点距離を有効口径で割った値であり、レンズの明るさを示す指標として用いられる。
F値が小さいほどレンズは明るく、シャッター速度を速くできる。 
F値のFとは「焦点の」を意味する"focal"から来ている。
なお、レンズの有効口径を用いて明るさを表現することもある。

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広げる ーーーー 絞る 
明るい ーーーー 暗い 
 背景ボケる ーーーー 背景ボケない


シャッタースピード

シャッター速度は、シャッターが開放され、フィルムまたは撮像素子がレンズを通した光にさらされる時間をいう。
この時間が短いほどシャッター速度が速い、長いほどシャッター速度が遅いという。 

シャッタースピードは1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒のように表します。
分母が大きいほど速い。

シャッタースピード速い ーーーー シャッタースピード遅い
被写体ブレない ーーーー 被写体ブレない
 暗い ーーーー 明るい

適正露出とシャッター速度の関係

■ F値が一定 + フィルムや撮像素子の感度が一定

被写体が明るいほど適正露出を実現するシャッター速度は速く、暗いほど遅くなる

■ 被写体の明るさと感度が一定 
F値が小さいほど適正露出のシャッター速度は速くなり、絞り込む(F値が大きい)ほど遅くなる
※デジタルカメラでは長時間露出をすると長秒ノイズが発生し、これを除く処理が行われる
※絞りのF値の大きさは被写界深度や小絞りボケと関係する

■ 被写体の明るさと、F値が一定
感度が高いほど適正露出のシャッター速度は速く、感度が低いほどシャッター速度は遅くなる。
※フィルムでもデジタルカメラでも感度が上がるほど画質は粗くなる

減光作用のあるフィルターの装着すべきケース
ND(減光)フィルターやPL(偏光)フィルター、C-PL(円偏光)フィルターなど
 ・明るいところでスローシャッターを切る場合
 ・明るすぎてシャッターが下りない場合
絞りによってもシャッター速度は調節できるが、被写界深度(ピントが合う範囲)が変化したり、光の回折による小絞りボケ(画質)などを考慮に入れる必要がある。

〈Fからの伝言〉
シャッタースピードはフレームレートの倍でとる


ISO感度

ISO感度は、国際標準化機構で策定された写真フィルムの規格。
あるフィルムがどの程度弱い光まで記録できるかを示す。
従来のASA感度とDIN感度をまとめて記したものである。

感度低い ーーーー 感度高い
 暗い ーーーー 明るい
画質良い ーーーー 画質悪い

〈Fからの伝言〉
3600だと画質が粗く使いにくい
1200くらいまでがよい

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