カメラに疎いわたしがMVを制作する話 -カメラその4 焦点距離とレンズ-

焦点距離

焦点距離は、レンズの中心点からイメージセンサー(フイルム面)までの距離のこと。
レンズによって異なる。

焦点距離は、その数字によって撮れる写真の範囲(画角)が変わることです。

35mm以下…画角が広い、広角レンズ
35mm…人間の視野に近い、標準レンズ
35mm以上…画角が狭い、望遠レンズ


広角レンズの特徴

・写る範囲が広い(画角が広い)
・手前ものはより大きく、遠くのものはより小さく写る(遠近感が強調される、誇張(パース) … ダイナミックな表現ができる)
・ピントの合う範囲が広い(被写界深度が深い、手元から奥までピントが合う)

広角レンズの失敗例
・画角が広いため余計なもの(人工物、人、枝、無駄な空間)が写ってしまう
・レンズフードが写りこんでいる
・不自然に歪んでいる

望遠レンズの特徴

・望遠鏡のように遠くを写すために使われる
・また近距離にある被写体を大きく写すために使われる。
・画角が狭いため、背景のごちゃごちゃした余計なものを写さずシンプルになる
・画像圧縮効果でぼけやすい

望遠レンスの失敗例
・画角が狭いと写るものは小さくならない


ズームレンズと単焦点レンズ

ズームレンズ…焦点距離を変更できる
1本で広角から望遠まで撮影できるレンズもあり、なるべく持ち物を少なくしたい場合に便利

〈広角ズームレンズ〉

広角レンズの焦点域を中心にカバーするズームレンズをいう。

レンズ構成としては前が凹、後ろが凸の逆望遠構成の前後間隔を変えてズーミングを行う。
前群と後群の間隔を広げると逆望遠構成となり焦点距離が短くなり、逆に前群と後群の間隔を縮めると対称型構成となり焦点距離が長くなる。

〈望遠ズームレンズ〉

望遠ズームレンズとは、一般に望遠レンズの焦点域のみをカバーするズームレンズをいう。

単焦点レンズ…焦点距離が固定されているズームが使えないため、構図を決めるときなど、自分自身が動く必要がある単焦点レンズは絞りが大きく開く明るいレンズが多いため、背景のぼけを活かした表現や、暗いシーンでシャッター速度を速く設定でき、手ブレが軽減される。
描写力も高く、ズームレンズには無い画質を味わる。
被写体に大きく近寄って接写撮影が出来るマクロレンズも単焦点レンズのひとつです。
最近のズームレンズでもマクロ機能付きが多く、かなり接写できるものもありますが、 専用マクロレンズにはかないません。

〈広角単焦点レンズ〉

35mm判換算で焦点距離が35mm程度より短いレンズを、だいたい「広角レンズ」と分類することが多い。
対称型の場合も逆望遠型の場合も、レンズ構成は典型的な範囲内のことが多い。
〈望遠単焦点レンズ〉

35mm判用の望遠単焦点レンズの分類基準

35mm判(ライカ判)で標準レンズとして作られた最長焦点距離のレンズはコニカの「ヘキサノン60mmF1.2」であり、その対角線画角は39°である。そのため、対角線画角が39°未満のレンズを「望遠レンズ」とする。
35mm判用単焦点レンズでは、60mmの次に長い焦点距離は、85mmであることが多い。そのため一般的には、85mm以上の焦点距離のレンズが35mm判の「望遠レンズ」と分類する。

中望遠レンズ
焦点距離が85mmから100mmまでのレンズ
望遠レンズの特性があまり強くないので、「中望遠レンズ」と分類される。
特に85mmから105mm程度までのレンズは、以下の人物撮影に向いた特性を持っているので、「ポートレート・レンズ」と呼ばれることがある。
・ある程度近距離を写す場合に遠近感が標準レンズよりも自然で、被写体と撮影者の間に適当な距離を置くことができる。
・被写界深度が浅いので被写体が背景や前景から浮き上がるように写る。

望遠レンズ
焦点距離135〜300mm前後の焦点距離のレンズを「望遠レンズ」と分類する。
標準レンズと比較すると、望遠レンズの特性が顕著になる。

超望遠レンズ
焦点距離が400mm以上のレンズは、望遠レンズの特性がきわめて強くなり、「超望遠レンズ」と分類される。
なお、超望遠レンズは乗り物の撮影で利用されることが多い。(航空機撮影や鉄道、船舶、車など)
つまり遠くの物を撮るのが超望遠レンズである。

反射望遠レンズ
望遠域で使われる光学系に反射屈折光学系を使用したレンズ。

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