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教員の非違行為に対する意見のまとめ

令和5年6月21日、民生文教委員会にて、学校現場にいた教育委員会の元管理職の方々から非違行為の実態やそれに対する対応についての話を聞き(過去のことも含め数件)、各委員が意見を述べました。以下、そのまとめです。

動画URL
https://www.youtube.com/live/mp4KnuU3Kn0?feature=share

久世(委員長)
教育委員会としては今回の事案を受け、以下の対応をとることにしたとのこと。

●「非違行為防止のためのチェックシート」を全教員が今すぐ自己チェックして、教育委員会に提出してもらう
●わいせつ事案に限らず多様な悩みを抱えている子を早期発見するために全家庭にアンケートを送付する

上記の取り組みに関してはまずしっかりやっていただきたい。
これまでの教育行政では「学校の自主性・独自性」を重んじていたため、学校の中で情報がとどまってしまい、校長が軽微な案件と判断したものは教育委員会に報告が上がってこなかった。情報の収集・共有と早期発見がポイントで、軽微な案件と現場が判断しても、原則教育委員会に情報をあげてもらうように申し入れをした方がいいのではないか。
また、教育現場が多忙で対応が困難ということであれば、市長部局で相談窓口を設けて教育現場をサポートすることも必要ではないか。
市議会としては、政治は教育に対して不介入という原則はあるが、子どもの人権問題として、主体的に相談などがあれば受けていきたい。

岡議員
今の委員長の発言は踏み込みすぎだと感じる。今の時点で教育委員会として自分たちの使命への自覚を深めてもらいたいという思いはあるが、もう少し議会は教育委員会の取り組みを見守るという立場の方がいい。
議会が前に出すぎるよりはちゃんと備えているよという落ち着きの方が大事。
議会がそんなに前に出てどうするの、と思う。 

ビアンキ恵子議員
議員は市民の代表であるので、市民から言われていることをこうした委員会の場で発言するのは大事だと思う。
見守るも何も、事案が起きたときに市民が直接こういう場で話をすることはできないので、私たちが代表として意見を言うことくらいはやっていい。 

沼議員
情報収集に関する申し入れや教育委員会での取り組みなど、一気にやれなくても、段階を追ってやっていけばいい。 

増田議員
教育委員会が制作したチェックシートやマニュアルを見ても、わいせつや非違行為に対してそうした事案が発生しないよう、積極的に努力されている。
教育はプロである教育委員会の方々にある程度一任して、議会はあくまでもサポートに徹したい。 

小川清議員(副委員長)
一生懸命やっていただいているという認識で、沼議員と近い。全部をこなしていくのは難しいし、私自身もそんなに教育のことを知らないので、情報共有をどうするか、直ちに教育委員会に申し入れることから始めればいい。

【参考】
犬山市立の中学校に勤務する教員の非違行為について
https://www.city.inuyama.aichi.jp/kurashi/manabu/1000879/1009857.html

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