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【投資家対談シリーズ①】九州の活性化に向けたクウゼン(KUZEN)の可能性とは?

クウゼンは2023年6月にシリーズA2ラウンドの資金調達を完了し、累計調達金額は、12.5億円になりました。
このたび、新たに引受先となったNCBベンチャーキャピタルの青木様と、当社CEOの太田が対談を実施。投資における考え方やクウゼンへの投資に至った背景、今後の期待などについて伺いました。

【投資家プロフィール】
株式会社NCBベンチャーキャピタル アソシエイト 青木 恒太 
2016年に立命館大学理工学部卒業後、西日本シティ銀行へ入行。リテール業務、法人営業を約6年経験し、2022年10月よりNCBベンチャーキャピタルに参画。クウゼン(KUZEN)は、九州経済の活性化のキーになる。

-クウゼンとの出会いについて、教えていただけますか?

青木:証券会社のイベントに参加し、太田さんのピッチを聞いて興味を持ったのがきっかけです。「対話の可能性を広げる仕組みを創り、世の中を変える」という内容から、これは単なるチャットボットではないと感じました。

太田)当日はあまり手応えがなく、抽象的な内容を話し過ぎてしまったと反省しておりましたが、興味を持って頂けてよかったです(笑)。

青木)いえいえ、非常にわかりやすかったです。弊社は、西日本シティ銀行のグループ企業で、地域産業の活性化・雇用の創出に貢献することを目指しています。九州には、有力なBtoC企業が多いので、そういった意味でもクウゼン(KUZEN)との親和性が高いと感じました。

-ピッチイベント後の面談などでの太田の印象はいかがでしたか?


青木) ピッチ後に改めてご挨拶し、その後複数回面談もさせて頂きました。意思決定するまでは、基本的にはメールでのコミュニケーションがメインでしたが、とにかく太田さんのレスポンスが早いというのが印象的です。

太田)裏側で24時間、優秀なAIが動いてます(笑)。というのは冗談でして、自分自身が金融バックグラウンドというのもあり、時間価値を自然と意識するようになっています。コーポレートファイナンスにあるように、今日の100円と1年後の100円の価値は異なってきます。自分が律速段階にならないよう、極力レスポンスを早くすることは心がけています。

-ずばり、出資の決め手は何でしょうか?


青木)まず、SaaSビジネスとして導入社数が継続して伸びており、順調に売上を積み重ねているというポジティブな評価点が大前提にあります。その上で、先ほどもお話したように、九州企業の活性化に寄与するイメージが具体的に湧いたことが大きいです。

太田)昨年からBtoC企業をターゲットにしたLINEビジネスに注力してまいりましたが、特にパートナー経由の売上を伸ばすことができています。

青木)私は、西日本シティ銀行からNCBベンチャーキャピタルに出向してきており、本件が第一号案件となり、クウゼン様が初めての投資先になります。銀行の勤務経験が長かったため、クウゼン様のオフィスに初めて訪問させてもらったときは、色々なところで打合せしている風景や若い社員の方が活発に働いていてとても新鮮でした。

-出資までの過程で、クウゼン(KUZEN)を実際に利用されているクライアント様、パートナー様などにもヒアリングをされたと聞いております。


青木)はい。クライアント様、パートナー様からはプロダクト、充実したサポート体制の両面で非常に高い評価をされていましたので、このあたりを聞いて安心して検討をすることができました。

太田)青木さんには、実際にクウゼン(KUZEN)を触ってもらい、クウゼン(KUZEN)がどの様なプロダクトなのかを体験して頂きました。ご出資頂いた後は長いお付き合いになるので、様々な関係者と会って頂いたり、当社のプロダクトについての理解を深めて頂いたことは今後のコミュニケーションの円滑化という意味でも非常に良かったと思っています。

青木)クウゼン(KUZEN)の使い方をカスタマーサクセスの方にレクチャーして貰いました。とても丁寧で、サポート体制が充実しているというところも納得できました。

-今後、クウゼンに期待するものは何でしょうか?

青木)「導入企業の増加、地域の活性化、クウゼンの成長」というサイクルを作って頂くことに尽きますね。

太田)その為には、九州企業のパートナー、クライアントのご紹介をぜひお願いします!!

-ChatGPTなどの生成AIについての展望をお願いします。


青木)非常に注目されている技術で、今後もどんどん広がりを見せていくと思います。競合も多いとは思いますが、クウゼン(KUZEN)は、LINEやTeams、CRMツールとも柔軟に連携ができるので、差別化は充分に可能だと思います。クウゼン様にはビジネスチャンスと捉えて、事業拡大をして欲しいです。

太田)当社が事業を通じて社会にどのようなインパクトを与えられるのか、という観点を大事にしたいです。ただ流行に乗るのではなく、クライアントやユーザーにとって「この製品があって本当に良かった」と思われるような、意義のある事業を立ち上げて行きたいと思っています。例えば、グローバルに進出したい日系企業がクウゼン(KUZEN)を通じて、外国の取引先とのコミュニケーションを円滑化することができたりすると今までになかった価値を生み出すことができる可能性があります。従来ではなかなかリーチできなかった米国企業からの受注に成功する、というように日系企業がプレゼンスを出すことにクウゼン(KUZEN)が貢献ができたりすると面白いですよね。これは単なる一例ですが、このような付加価値をどう生み出せるかを日々考えています。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は「【投資家対談シリーズ②】ベクトルが「LINEマーケで最高の会社」と認めた資金調達の裏側」をお届けいたします。
是非、お楽しみに!

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