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ラジオ7:布皮

ぬのかわ【布皮】
流れ矢を防ぐために、弓の的の後ろに立てる布の幕。

広辞苑

「ぬのかわ」って聞くと、テレビっ子なのでお笑い芸人のあの方を思い浮かべてしまったんだけど、漢字が違う。
名字って土地の名前・特徴から付けられたとか、褒美としていただいたものとか、昔は公家や武士しか名字を名乗れなかったとか、色々あるみたいだけど、正直成り立ちってよく分からんですよね。

名字といえば、私はちょっと変わった名字なこともあって、名乗ると「出身は?」と聞かれることが多い。
日本に数人しかいない!ってほどでもないけど、クラスで名字かぶりしたりするほどメジャーじゃない。人生で一度も出会ったことがないかと言われると微妙で、もしかしたら遠めの知り合いとかに一人くらいはいるかもな、くらいのそんな度合い。
その昔、仕事関係の人で私の“名字”に興味を持って、いつしか私より私の名字の成り立ちに詳しくなっていた人がいた。
なんか関係ないその人の方が自分より自分の名字に詳しいっていう違和感を超えるために、自分でも名字について勉強してみた。
名字について説明できるようになってみると、これが意外と便利。
学生の頃は適当にやり過ごしていたんだけど、社会人になると名刺交換という名のセレモニーによって名乗る機会が増えるから、そのときに名字について二、三会話をする。
決してすべらない、変に盛り上がりすぎることもない、最強アイスブレイクアイテムの爆誕である。
子供の頃は変わった名字が嫌でたまらなかったけど、そんなことを経験して、最近はだいぶ名字に愛着を感じてしまっている。

ところで布の幕だから、動詞?は「掛ける」と思いきや「立てる」なんですね。

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