見出し画像

US配列のRazer Bladeを個人輸入した話

Kuyuri Irohaと申します。

私は、Windowsのつよつよラップトップを手に入れるべく、Razer Bladeの購入を検討していました。
ところで、私は普段US配列のキーボードを愛用しているのですが、日本の認定代理店ではJIS配列Razer Bladeのみの販売となっており、US配列の製品がありませんでした。
そこで、個人輸入という方法でUS配列のRazer Bladeを手に入れましたが、そのときに気をつけたほうが良かったこと(面白いこと)がいくつかあったのでお話します。

結論から言うと、

・ アメリカは州ごとの税率・税制に気をつける
・ MSDS (SDS) を事前に準備しておく
・ 関税の金額をしっかり確認しておく
・ 転送物の包装がしっかりしているか確認する

以上4点に気をつければ、アメリカから転送する上では問題なく個人輸入ができそうでした。

当方、個人輸入の経験はAmazon.co.uk(イギリスのAmazon)でImpossible Worldsという本を買った事があるのみの初心者です。
この記事は同じ轍を自分共々誰かが踏まないようにできれば良いなというモチベーションで書いております。

1. そもそもの経緯

私は大学に入ってしばらくMacBook Pro 13インチの2017年モデルを使用していましたが、最近外出先でもUnityやShaderの開発作業が増えたため、描画性能の強いWindowsラップトップの購入を検討していました。

知り合いの方に相談させてもらうなどして、GIGABYTEのAERO 15 OLEDとRazerのRazer Blade 15まで絞り、最終的にRazer Blade 15を購入することにしました。(トラックパッドの操作感の良さとキーボードにテンキーが含まれていないことが決め手でした。)

しかし、販売店に電話で確認するなどして調べた結果、US配列のRazer Blade 15が今でも日本で販売されていないことを知りました。
「まあ、Amazon.com(アメリカのAmazon)を使って購入すればいいか。」

画像1

There was a problem with some of the items in your order...?
「よくわからないけど、日本の住所に送れない…。」

ちらっと調べた感じ、どうもこの記事に書いてあるような処置をRazer側がしているのかなという結論に至りました。

そこで、この記事にあるように転送サービスを使用して個人輸入することにしました。

2. Shipitoの利用

転送サービスは、日本語で操作ができるShipitoというサービスを利用しました。Shipitoの使い方についてはここでは端折りますが、ShipitoのWebサイト自体が日本語化してあるので、不安はあれども問題なく操作を進めることができるかと思います。

転送はざっくり以下の手順で完了したので簡単でした。

1. Amazon.comからShipitoの倉庫に商品を送る
2. Shipitoで配送業者を指定して、日本の自宅に配送

ただ、気をつけなければいけないことがちらほらとありました。この記事を書いた理由も、その事柄を書き記しておきたいというものです。

2.1. 州ごとの税率

Amazon.comにて商品をShipitoのカリフォルニア州倉庫に配送してもらおうとした際、妙に高い税金が勘定に含まれていて何事かと思って調べたことで知ったのですが、アメリカでは州ごとに消費税が違いました。

カリフォルニア州で今回買うRazer Blade 15を購入しようとすると、消費税だけで$174.25かかりました。
それと、カリフォルニア州では更に電子廃棄物リサイクル税というものも課税されて、Amazon.comで購入した時点でかなり値が張ります。

そこで、今回の注文のためだけにShipitoの有料会員になり、消費税率が0%のオレゴン州の倉庫に配送してもらうことにしました。電子廃棄物リサイクル税もありません。

アメリカから転送するときは、転送業者の倉庫の住所が消費税率の高い州ではないかを確認しましょう。

2.2. MSDS (SDS) が必要になる場合がある

オレゴン州の倉庫へ到着し、自宅への配送業者を選択する場面で問題が発生しました。最安の配送業者であったShipitoの配送では、MSDS (SDS) が必要でした。
MSDSがどのようなものなのかを知らない私はかなり混乱しましたが、どうやら化学物質の取り扱い情報を記した文書らしく、日本語では安全データシートと呼ぶようです。

そこで、Razer Blade 15のMSDSがWebから入手できないか軽く調べてみましたが、見当たりませんでした。しかたなく、DHLを利用して配送してもらうことにしましたが、保険やオプションも相まって当初の予想の2倍ほどの金額となってしまいました。

個人輸入の際はMSDSが必要になることを想定し、入手可能であれば事前に準備しておきましょう。

3. 自宅に無事到着

結果、無事Razer Blade 15が東京の自宅に到着しました。

関税はそこそこ高く、12,200円かかりました。(代引きでした。)事前調査が甘かったため、思ったよりもかかってしまいひやひやしました。

画像6

画像6

外箱はちょっと凹んでいますが、Razer Blade 15の包装をレビュー動画で確認しており、この程度では問題にならないだろうと一安心。

画像4

画像5

外傷はなく無事起動。お目当てのUS配列Razer Blade 15が手に入りました。トラックパッドとキーストロークがだいぶ自分好みで満足です。

最終的に今回の個人輸入でかかった費用は 211,809円 となりました。
内訳は以下のようになります。

・Razer Blade 15:181,247円
・送料:17,254円
・有料会員費:1,108円
・関税:12,200円

4. 終わりに

というわけで、だいぶ詰めが甘かったですが、無事つよつよラップトップを入手することができました。個人輸入としては失敗ですが、買い物としては大成功なので嬉しいです。
これからこのPCを使って、外でもレンダリング作業をガッツリしていきたいと思います。

電源プラグ

あ…。(後日変換アダプタを買いました)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?