ゲームマーケットで頒布されるボードゲームのルールのインターネット公開の重要性について考える

みなさんどうもこんにちは。ゲムマで買ったボドゲ、開けてますか?

さて事の発端はこちら”七盤のハムさん@ham_7_game”さんのツイート及び頒布物です。

22/5/7,22/5/8の2日間限定で無料公開とのことで内容を読んでみたのですが、非常に興味深かったので、個人的に気になる要素についてTwitter上でアンケートを取ってみたわけです。

内容の概要

タイトルはずばり「説明書のWeb公開はボードゲーム同人制作者にとって効果的なプロモーション手法か」です。
この疑問に対するアプローチとしてゲムマ全作品の中から説明書を公開する意義のある作品を抽出し、さらにそこから注目度が高いグループを抽出、さらにそのなかでも注目度の高い/低いとグループ分けをしています。
それぞれの作者に送ったアンケートの結果から、公開の有無、公開の必要性に対する立場などを測り、最終的に注目度の高いグループの方が公開している割合が高いというデータを導き出しています。

でもそれって結局作者視点の話だよね?

そうなんですよこれなんです。
執筆者本人も課題として上げていましたが、公開と注目の因果関係は分からないですよね結局。だって購入者に聞いてないし。

じゃあ購入者に聞くしかないじゃん!

というわけでTwitterで小規模ながらアンケートを実施してみました!

質問内容「あなたはゲームマーケットでボードゲームを購入するにあたり、インターネット上でルールを確認できることを重視しますか?」
総得票数56票

  1. 無ければ買わない:3人

  2. あったほうが買いやすい:32人

  3. 現地で聞くので問題ない:7人

  4. ルールは知らずに買う:14人

まずはこの質問を制定した経緯について。


自分の浅い考えでは、ボードゲーマーにとってルールは重要、かつ初対面相手にそれを聞くのは造作もないこと。という先入観がありました。
よって真っ先に思いついたのが、「2.あったほうが買いやすい」「3.現地で聞くので問題ない」でした。
1、4に関してはほぼ表が入らないレベルで2、3が半々くらいになるだろうと思っていたので、なんとなくどうせアンケートをするなら4択にしようと思ったのが幸いした結果となりました。
「1.無ければ買わない」はとりあえずの極論として思いつきました。この派閥が多いのであればインターネット上での公開の重要度は比較的高いであろうという想定もありました。
「4.ルールは知らずに買う」これは1に対する極論として想定しました。
自分はとにかくルールは重視する傾向にあったのでこんな人いるんかな?という好奇心が幸いしました。

「1.無ければ買わない」について

単刀直入に言えばだいぶ尖っているな。と思います。
現地で聞くことが出来ないorしたくない。公開しないゲームはやる気がない。などの判断でしょうか?更に掘り下げるアンケートも検討したいところですね。
書いてて思いつきましたが、もしかしたら「現地でルールを聞いた上で購入しないという行動」をしたくない。と言うのはありえるかもしれません。
あれって実際お互いに辛いですよね😥

「2.あったほうが買いやすい」について


自分はここに入りますね。買う参考にしやすいのはもちろんですが、行き帰りの電車、入場待機中などの時間潰しにもなりますし、ブース前に人だかりが出来ている場合はルールを聞きにくい場合があるので、現地以外でルールを確認出来る手段があることは大歓迎です!
この選択肢の得票率が最も高かったことからも、ルール公開は宣伝として効果的と言えるのではないでしょうか?

「3.現地で聞くので問題ない」について


これは正直2と選択を迷った人も多いと思います。
ただ少なくともここに属する人達に対しては、インターネット上の宣伝効果は比較的低い。と言えそうです。

「4.ルールは知らずに買う」について


ここまで書いてて思ったんですが、よくよく考えたらこれ複数回答可にしないと駄目な感じの4択でしたよね…😇
ただ正直アンケートの選択肢にしておいて自分でもよくわかっていなかったこの項目なんですが、リプライによって重要な意見を得ることが出来ました。
それは「評判を聞いて買う」です。
なるほど確かに合点がいきました。
自分でルールを見て聞いて解釈するよりも、実際にプレイしたことのある人の感想は参考にしやすいですよね。
この項目への得票から、プレイシーンの動画投稿、事前にサンプルとして配布して、レビューをネット上に載せてもらう。などの宣伝方法はアリなのかもしれませんね。(時間とコストはかかりそうですが…)

総評


「1.無ければ買わない」「2.あったほうが買いやすい」の合計が62.5%を占めていることからも、やはりルール公開は有効なプロモーションと言えるのではないでしょうか?
こうなってくると、逆に先駆者様とは違うアプローチ手段で作者側から情報収集をしたいとも思えてきますね。
またルール公開をするにしてもそれはゲムマ公式、Twitter、YouTube、
ここnote、それぞれのホームページ。という媒体ならいずれが良いのか?や
テキスト、画像、動画、デジタルテストプレイ、アナログテストプレイ。などのそれをどういった素材で見るのか?というところも絡んできそうですね。

終わりに


このような議論の中では意見の対立もあるでしょうが、それは皆がボードゲームの良き未来を願っているからだと信じています。
同じ趣味を持つ者同士、いつか相席する機会もあるでしょう。
その時はぜひとも、対戦よろしくお願いします。

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