点と線 古代から現代まで

世代が世代のせいか、10代のころから、経済には興味がありました。
ただ、当時から思っていたのは、

「なぜ、これだけ経済学や統計学などの学問が進化したのにも関わらず
バブルが発生し、バブルがはじけたのか?」
という疑問でした。

学問が「正しい」とするならば、当然の帰結として「バブルははじける」
そして、その後の社会的混乱は必然的帰結であるはずなのに、
なぜ、防ぐことができなかったのか?
なぜ、誰も警鐘を鳴らさず、なぜ誰も耳を傾けなかったのか。

この部分にかんしては、今や、心理学や、複雑系なども絡んで
さらに研究が進んでいますが、それでも、やはり、バブルは発生し
そして、弾けて、社会的混乱は起こるのでしょう。

点と線の絡みの中で、関連書類を読んできましたが、
太古の昔から現代くらいまでは、統計や、経済学自体がなかったり、
未熟だったりするため、大体、どの書籍でも同じような主張になります。
研究すべき元の資料が同じであれば、あまり大差はでないからです。
今回は、第6版で、コロナ後の財政出動まで言及されています。
そういった意味では、太古から2020年までという時系列的な視座が
得られるのは大きいかもしれません。