閑話休題

【速報】スロバキアのフィツォ首相が銃撃され病院搬送 
容疑者1人を拘束 AP通信

東欧諸国の内情や民族構成、文化、政治などは、

日本からはほとんどわかりませんが、

日本でも同様の事件が起きて、元首相がなくなっています。

スロバキアの内政がどういった形で、どういったものなのかは想

像できませんが、歴史的にいえば、

まさに大戦前夜と同じ韻を踏んでいます。

場所は、ウクライナの隣。

ウクライナ戦争が2年目に入り、硬直状態から、形勢不利に傾いている中、

また、あらたな火種です。

ついこの間は、ナゴルノカラバフが、一触即発の手前までいきました。

フィリピン沖も今や、秒読みのような段階です。

バルト三国も、臨戦態勢のような報道が出ていますし、

ドイツはやる気がないのに、フランスがやる気を出しているなど

世界中で、火種が、炎に変わるような話が出続けています。

世界史の教科書の近代史の中で、大戦前の流れに近づいていると考えるのは

稚拙なのでしょうか。

しかし、幾千年ものあいだ、驚くほど同じような過ちを繰り返しては、

痛い思いをして、それでもやっぱり繰り返すのが人間という生物です。

極東の島国が、はたして安全なのかどうかは、おそらく、

最初の一発が放たれるまで、

誰も意識はしないのかもしれません。

物事は、いざ崩れみると、おそろしく危ういバランスの上に

なりたっていると痛感することがあります。

そのバランスが今、どの位置にあるのかは、

いずれ歴史が明らかにするのかもしれません。