065 水のナノ科学
(私の研究はこんな感じです)
制限された空間に閉じ込められた水は通常とは異なる性質を示します。私たちは、カーボンナノチューブやグラフェンなどのもつナノサイズの空洞や隙間に閉じ込めた水の新規な物性(相転移、ダイナミクス、ナノ流体現象など)の探索と解明を行っています。最近の研究では、カーボンナノチューブについて得られた実験結果を他のナノ空洞をもつ物質と比較することにより、水の性質が、温度、空洞サイズ、空洞次元、空洞壁の親水/疎水性、そして空洞形状によって著しく変化することを示しました。
(こんなコラボができたら嬉しい)
水は私たちにとって最も身近な物質のひとつであり、生体内からナノデバイスに至るまで、さまざまな環境下で重要な役割を担っています。そこで、生命科学、地質学、医薬、新素材など、あらゆる分野とコラボし、水の関わる諸問題の解明や新技術の開発に貢献したいと考えています。
(私、こんなことができます)
・X線回折実験による構造解析、熱物性測定、電気物性測定、および分子動力学計算による構造・ダイナミクス予測などを行うことができます。
・カーボンナノチューブへの物質吸着(水、酸素、希ガス、アルカンなど)について実験ノウハウを有しています。
(問い合わせ)
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神奈川大学産学官連携課 sankangaku-web@kanagawa-u.ac.jp