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3歳の息子を歯医者に連れて行ったら、すごく勉強になった話

息子、3歳3ヶ月。
前歯が汚れて茶色くなってしまったので、歯医者さんに連れて行きました。(写真はこの日の内容を説明してくれた紙)

近所で「予防歯科」を強く打ち出していて、子供が得意そうな歯医者さん。
すごく勉強になりましたので、書きます。

目的を達成したら、欲張らない

担当してくれたのは衛生士さん。

息子に鏡で見せながら「ココの茶色いのをキレイにしてもいい?」と聞くと、息子はOK。
歯の表面をクリーニングする機械を恐がったら、自分の手に当てて「コレは痛くないよ」と説明してOK。
意外にすんなりとクリーニングできました。

さすが。

他にも汚れている所があったので、衛生士さんが「スゴかったね!じゃぁ次はココもやっていいかな?」と聞くと、息子は急に首を横に振り、嫌がります。

おそらく「茶色い歯をキレイにするために歯医者に行く」と言っていたのを覚えていたのでしょう。

すると衛生士さん「そうか、じゃぁこの機械は終わりにしよう」とあっさり引きました。
息子を説得して「普通の歯ブラシ」を丁寧にやって、この日は終了。残りはまた今度になりました。

帰り際にはオモチャを貰い、息子は上機嫌。
家に帰ったら「キレイになったでしょ。じゃーん」と、喜んで母にも歯を見せ、親も嬉しい歯医者体験でした。
どう考えても、またこの歯医者さんに連れて行きます。

目的を達成したら、欲張らない。すごく勉強になりました。

虫歯で初めて歯医者に行くから、歯医者が嫌いになる

息子の歯を磨きながら、衛生士さんが教えてくれました。

今回の息子のように、クリーニングで済む状態で初めて歯医者に来るのがベスト。

虫歯になっていたら、すぐに「ウィーン」と削らないといけないので、当然に歯医者が嫌いな場所になり、また虫歯ができるまで歯医者に来ないの悪循環に入るそうです。

今後も通ってもらうための営業トークだとは思いながらも、納得。
ちゃんと営業トークができる衛生士さんも珍しいなと思い、感心。

「嫌いにさせたくない」と「やらせたい」の境界線

息子が0歳8ヶ月くらいから、親子でプールに入るベビースイミングに通っています。
旅行で海に行く前に水に慣らそうと思い、体験に連れて行ったら意外に楽しそうにしていたので、そのまま入会して2年半。
いつも楽しく通っています。(親は良い運動になっています。)

しかし、周りには「楽しくなさそうな親子」もいます。
子供の水苦手を克服させようと思っていそうな親子。
または、水泳選手にしたいのか・ちゃんとやることが正義なのかわかりませんが、子供に練習メニューをちゃんとやらせる親子。

褒めたりはしていますが、子供は楽しそうじゃありません。
多くの子供にとって、歯医者がまさにこんな感じでしょうし、勉強もそうでしょう。

ただ、僕自身が水泳が全然ダメなのもあり、3歳で平気で水に顔をつけられる息子に感心するばかりなので、こうやって楽しんでいられるような気もします。
自分が長くやっていた野球だったら、そうはいかないかもしれません。

勉強やスポーツ以外でも、保育園に行く、ご飯を食べる、お風呂に入る、歯を磨くなど、日常の中にも「嫌いにさせたくない」と「やらせたい」の境界線にあることがたくさんあります。

子供が遊んでいる時など「はい。7時だからご飯を食べよう」では絶対に動きませんが、子供がお腹が空くまで待つのもできません。

早め、早め

そういう時、歯医者と同じで「早め、早め」が大事なのでしょう。

実際に息子も「7時になったらご飯だ」と6時半から言い聞かせると、動いてくれることが多い。
一緒になって遊んで「これが終わったらご飯ね」と言えば、さらに動いてくれやすい。

これをいつも妻がやってくれているので、とても助かっています。
歯医者に行って、改めて感じました。



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