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古民家を生かす!

こんにちは。木のいえ設計室くわくわの巻 京子です。

先日、熊本市植木町にある古民家を見せていただきました。友人が購入したというのを聞いて、どれどれ、とワクワクを抱えて行ってみました。

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これは、イイ!!  素敵な場所になる!!  解体されずに、残っていたことに感謝!!   可能性を感じて購入した友人に拍手!!

柱・梁に立派な材料を使われているので安心感はあります。

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壁は、昔ながらの土壁だったのだと思いますが壊れたままになっていて、外壁側にトタン板が張ってありました。もし、最近まで住んでおられたのなら、きっと寒かっただろう、と想像してしまいました。

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サッシ を木製の建具に変えるだけで、雰囲気は大きく変わります。

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小屋裏も、かなりの広さがあるので、宿泊施設にできるかもしれません。


古民家を再生して、カフェや民泊を始める方は、熊本でも何軒もあって、どこも成功していると思います。

それはなぜか?

古民家には、現代の多くの家にはない、沢山の特徴があるからだと思っています。

古民家を生かそうと腕を振るう大工や設計者は、これまでの技術や素材を生かそうとします。広葉樹の無垢の太い柱や梁を見せながら、それに負けないしつらいには、自然素材が似合います。

自然素材は、空気を清浄に保つ性質があります。深呼吸が気持ち良い。

そういう住空間に慣れていない現代人は、人間本来が求める環境を本能的に知っているのだと思います。だから、古民家を利用した空間に入ると知らず知らずにほっとすることができる。そして、また行きたくなる。

そういうことではないか?と考えます。

熊本地震後、沢山の古民家、しかも損傷が少なかった美しい古民家が次々と公費解体されて、それらの木材はチップとして消えてしまいました。ため息が出てしまいます。

この家が息を吹き返し、人々の笑い声や笑顔に溢れる日が楽しみです。

近くには、辰頭温泉という素晴らしい掛け流しの温泉もあり、また熊本市内からのアプローチも良い場所なので、楽しみですね。

それにしても、この家、築70年に満たないそうです。驚きました。この家に使われている素材が、よくその時期に手に入ったものだと思います。熊本ならでは、なのかもしれません。


少し前に訪ねた、阿蘇神社門前の古民家 Zero Cafeさん。

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自家製の酵素ジュースとても美味しく、窓際には、やさしい陽射しが差し込んで、ゆっくりした時間をいただきました。


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阿蘇神社に行かれる際には、是非訪ねてみてください。

高森町にもすてきなカフェがほしい!! 

古民家改修に関心のある方は是非木のいえ設計室くわくわまで!!

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