個人的に気になったXR関連ニュース（2022年5月第1週）

※2022/5/1～5/7。下に行くほど古い記事になります。

Horizon Venues、Horizon Worldsに統合

Announcing Venues in Horizon Worlds

　Meta社のビジョンを考えたら両者の統合（というかVenuesの吸収）は当然とも言えます。

　ただ、肝心のHorizon Worldsに関して、日本リリースがいつになるか不明なのがなんとも。少なくとも日本/アジアリージョンのサーバーはまだないという話なので、とにかく日本でも早く体験できるようにしてほしいですね。

Metaのリストバンド型コントローラ、最新プロトタイプをチラ見せ

Meta Shows Off Wrist-worn XR Controller Prototype to EssilorLuxottica, Makers of Ray-Ban Stories

　Metaが以前から取り組んでいる、筋電センサー型リストバンドの最新プロトタイプがお目見え。プロトタイプだからということもありますが、まだだいぶ大きいです。

　スマートウォッチや自慢用の高級腕時計でまだ需要はありますが、スマホの普及で手首が空いた人はかなりいるはずなので、リストバンド型コントローラは十分「アリ」だと思うんですよね。小型化やデザイン性も含め、今後の進化に期待です。

Niantic、Lightship ARDKのVPS機能をリリースか

Niantic to Launch City-scale Visual Positioning System for AR Devices Later This Month

　Lightship ARDKのVPS機能についてはLightshipリリース時から予告されていましたが、今月末の「Lightship Summit」でリリースが発表されるっぽいです。機能・対象地域・利用可能ユーザー、いずれも初回リリース時は限られそうですが、重要な機能なので要注目かと。

　ちなみにLightship Summitが開催される5/24、25は同時期にComputex TAIPEIやMicrosoft Buildも開催と、イベント集中で慌ただしくなっています。

Spatial、Ready Player Meと提携

Create Your Avatar: Build Your Metaverse Presence

　着実に対応サービスを増やしているReady Player Meですが、今度はSpatialに対応。

　SpatialはAR/VRコラボプラットフォームからNFTギャラリープラットフォームへとピボットしましたが、コラボプラットフォームとしても相変わらず使い勝手がいいと思っているので、NFTはさておきこの提携は歓迎です。

　これまでのSpatialのアバターは上半身のみだったので、今回の提携で全身まで見た目が拡大したのもプラスだと思います。

MRヘッドセット「Lynx R-1」、後継機を開発中か

Work Already Underway on Lynx-R1 Successor - GMW3

　フランス発のMRヘッドセット「Lynx R-1」は紆余曲折ありつつ、6月からいよいよ第一弾の出荷が始まるようですが、後継機の開発がすでに始まっているようです。詳細は語られていませんが、年末までに続報を出すつもりとのこと。
　個人的にR-1のデザインが好きなので、そこが継承されると嬉しいですね。

エンタメ特化型メタバース「VARK」にシネマ施設が実装

エンターテイメント特化型メタバース「VARK」内に、様々な映像コンテンツを視聴できるシネマ施設が登場

　例によってまだ行けていませんが、リリースを読む限りなんとなくBigscreenに似てきたような……。

バーチャルライブアプリ「StarLi」がベータ稼働開始

バーチャルライブアプリを提供するVirtualize、『StarLi』オープンβをGW期間の５月１日にリリース

　バーチャルライブアプリはすでに山ほどありますが、プレスリリースによるとこのアプリには動画からアバターモーションを生成して、3Dモデルにダンスを躍らせる「ダンスモード」が実装予定らしいです。

　アプリに登録されている楽曲でないと対応できないなど、もろもろ制限もあるようですが、すべてが理想どおりに進むと比較的低コストでバーチャルMVが作れるようになるかもしれません。この点は他の類似アプリにはない点なので、期待しつつ今後も注視していこうと思います（『RiBLA Studio』はちょっと用途が違う＆それなりに手間がかかる）。