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蘇るジョージア映画祭(続)

 2024年8月から9月にかけて、以前岩波ホールで行われ人気を博していたジョージア映画祭が渋谷ユーロスペースで復活する。4週間にわたりおよそ40作品が上映される予定となっている。
 その目玉が名作「金の糸」の監督であるラナ・ゴゴベリゼのソ連時代の作品4本を含む9本となることが分かった。

ラナ・ゴゴベリゼ監督


 ゴゴベリゼ監督の母親ヌツァはジョージア初の女性監督だったが、弾圧を受け長いこと抑留されるという厳しい人生を歩んだ。
 その母親の作品も2本上映される運びだ。
 さらに、ゴゴベリゼと母ヌツァとの関係をつづったドキュメンタリー「母と娘ー夜はけっして終わらない」もこの映画祭にやって来る。
 この作品は先日、ベルリン国際映画祭で上映され好評だった。
 ジョージア映画祭を主宰するはらだたけひでさんは「戦争があちこちで起こっている今、意味のある内容のものが多いと思います。旧作ではありますが新鮮だと思います」と話している。
 はらださんの著書には「グルジア映画への旅」(未知谷)などがある。また近く、はらださんの新しいジョージア映画の本が出る予定となっている。

はらだたけひで「グルジア映画への旅」(未知谷)


 詳しい日程は決まり次第公表される。

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