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歌手NORIKOの風

 音楽とは人なり。人とは音楽なり。
 そんな言葉の意味がよくわかったシンガー・ソングライターNORIKOさんのライブだった。2023年12月10日(日)、イベントスペース「李世福のアトリエ」(横浜市中区山下町232金太ハイツ1F)でおよそ1時間の演奏を、「いちろう16」さんと披露した。
 オープニングナンバーは「陽のあたる場所」。NORIKOさんは「自分の居場所は何処かなって。音楽は自分が辛かったりする時、明るい場所に導いてくれるものという思いで作った曲です」と説明した。


 NORIKOさんは続けて「ワンちゃんって飼ったことはないけど、きっとこういう感じなんだろうと思って。話しかけてくれる唯一の動物はワンちゃんでこういう感じかなって。私が初めて書いた曲です」と話すと「さんぽみち」というこれまたオリジナル曲を歌った。
 次の曲はまだ題名がない曲だった。「この曲は結局ラブソングなんだけど、自分は君のことを一生守るし、幸せにするんだって。自分がその人のことを本当に愛してるという気持ちを歌にして。でもぼくは愛してるなんて絶対言わないだろうし、愛って何なのかわからないし、でも信じるってことになるのかな」とその無題の歌についてあれこれと語った。
 次は「本来3拍子なのを4拍子で歌っていた「浜辺の歌」」といってその歌をオリジナルの3拍子で歌い上げた。
 続けては愛らしい「一日遅れのクリスマス」。


 次は「ここにいて」という作品。NORIKOさんはこの歌について「今この瞬間が一番幸せっていう曲です」。
 アンコールは「愛情」だった。
 暖かなほっこりとしたムードが漂う、しかしながら力強いNORIKOさんの歌声が堪能できるライブだった。
 まさに音楽とは人なり、人とは音楽なり。
 NORIKOさんの前に、横浜三大ギタリストの一人、李世福さんと前田健人さんが演奏した。セットリストは「ヘビードリンク・ヘビースモーカー」「横浜Honky Tonk Blues」「芥子の花」「夢の旅」「ベイサイド・ラブ・ストーリー」の5曲だった。


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