見出し画像

映画「天安門、恋人たち」

 中国当局から今日も禁止されている2006年の映画「天安門、恋人たち」(Summer Palace)が天安門事件から35周年を前に、2024年5月31日(金)からアップリンク吉祥寺で上映されることになった。
 1989年6月4日、民主化を求める学生ら市民たちの運動を武力でもって弾圧した天安門事件。鄧小平のもとで改革が進み経済的にも変化が見られていただけに大きな衝撃を世界に与えた。
 この中国・フランス映画は2006年5月、中国当局により審査が棚上げさせられた。そのため同年のカンヌ国際映画祭への参加が叶わなかった。しかし、監督のロウ・イエは出演者とともに記者会見と舞台挨拶に臨んだ。
 また、ロウ・イエとプロデューサーのナイ・アンは中国当局からこの映画を理由に5年間の映画制作を禁止するとの措置を取られた。
 映画は、中国東北部の少女、ユー・ホンと大学で知り合い恋に落ちたチョウ・ウェイの物語だ。天安門事件の後、ユー・ホンは大学を中退して故郷に戻った。チョウ・ウェイはベルリンへ。
 数年が経ち、チョウ・ウェイは北京に戻った。そして結婚していたユー・ホンと再会するのだが・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?