ブランクーシ展
ルーマニア出身の彫刻家コンスタンティン・ブランクーシ。純粋なフォルムの探求を通じて、ロダン以後の20世紀彫刻の領野を切り開いた存在として知られる。ブランクーシの彫刻作品を主体とする大規模な展覧会が2024年春、日本で初めて開催される。
パリのブランクーシ・エステートおよび内外の美術館などから借用する彫刻作品約20点に、絵画、写真を加えた計90点ほどで構成される「ブランクーシ 本質を象る」は2024年3月30日(土)から7月7日(日)までアーティゾン美術館(東京都中央区京橋1-7-2)で開かれる。
アカデミックな写実性やロダンの影響をとどめた初期から、対象のフォルムをそのエッセンスへと還元させていく1910年代、そして「鳥」に代表される主題の抽象化が進められる1920年代以降の時期まで、彫刻家ブランクーシの歩みをうかがうことができよう。
一貫して彫刻を創作の核に据えながらも、異なる手法でそれを相対化していく横断的なアプローチは近代的なものといえる。彫刻作品にみられる、素材の性質への鋭敏な意識は職人的といえるもので、こうした創作者としての多面性にも光を当てる。
開館時間は午前10時から午後6時(5月3日を除く金曜日は午後8時まで)。入場は閉館の30分前まで。休館日は月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日。
日時指定予約制(2024年1月30日(火)よりウェブ予約開始)。ウェブ予約チケット1800円、窓口販売チケット2000円、学生無料(要ウェブ予約)。中学生以下はウェブ予約不要。
予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケットの購入可。
この料金で同時期開催の展覧会を全て鑑賞出来る。
同時開催:石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 清水多嘉示
同館の公式ホームページは https://www.artizon.museum/
展覧会詳細ページは https://www.artizon.museum/exhibition/detail/572
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