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美術展

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美術展紹介&レビュー
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2024年4月の記事一覧

元風俗嬢の写真展を見た!

 1972年生まれの紅子さんは高校を中退し、10代で風俗嬢になった。  「紅子の色街探訪…

桑原亘之介
1か月前
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ウクライナ子ども絵画展

 ロシア軍がウクライナに侵攻してから2年が経った。戦闘は続き、東部・南部ではロシアによる…

桑原亘之介
2か月前
4

小倉理都子個展

 アーティスト小倉理都子さんの個展がギャルリーワッツ(東京都港区南青山5-4-44 ラ・…

桑原亘之介
2か月前
6

KAGAYA 天空の贈り物

 天空をかけめぐり、絶えず変化する星空を絵や写真、映像やプラネタリウム番組などさまざまな…

桑原亘之介
2か月前
10

坂本龍一展が12月に東京で

 2023年3月に71歳で亡くなった音楽家・坂本龍一さんの日本初の大規模個展「音を視る …

桑原亘之介
2か月前
15

「大吉原展」を観た

 吉原とは何か?それは、この世に幻として作り出された「別世」である。  江戸時代はおよそ…

桑原亘之介
2か月前
4

サエボーグ&津田道子展覧会

 サエボーグと津田道子という中堅アーティストたち。その2人の「Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展」が2024年7月7日(日)まで東京都現代美術館(東京都江東区三好4ー1-1)企画展示室3Fで開かれている。  展覧会名はそれぞれの個展として「サエボーグ『I WAS MADE FOR LOVING YOU』/津田道子『Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる』」 というタイトルを冠した。  ふたつの展覧会は制

空想旅行案内人フォロン展

 20世紀後半のベルギーを代表するアーティストのひとりジャン=ミッシェル・フォロンの日本…

桑原亘之介
2か月前
7

早大演博 越路吹雪衣装展

 今年は越路吹雪さんが生まれてからちょうど100年。  越路さんは戦後、宝塚歌劇団で主役…

桑原亘之介
2か月前
5

丸善「デゾ・ホフマン写真展」

 丸善丸の内本店で英国展の一環として初期ビートルズの印象的で今日ではアイコンとなっている…

桑原亘之介
2か月前
2

ラーメン大好き小池さん

 藤子不二雄さん(のちの藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄)の「オバケのQ太郎」や「パーマン」…

桑原亘之介
2か月前
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やまと絵の世界

 古来、語り読み継がれてきた物語は、古くから絵巻物など絵画と深い関係があった。和歌もまた…

桑原亘之介
2か月前
5

川瀬巴水展を観た

 木版画家・川瀬巴水(はすい)は日本の原風景を求めて全国を旅した。庶民の生活が息づく四季…

桑原亘之介
2か月前
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石橋財団コレクション選

 アーティゾン美術館(東京都中央区京橋)で2024年7月7日(日)まで開催されている石橋財団コレクション選を見た。  まず目に入って来たのはレンブラント・ファン・レインの作品《聖書あるいは物語に取材した夜の情景》(1626-28年:油彩・銅板)。  有名どころが続く。クロード・モネの《黄昏、ヴェネツィア》(1908年頃:油彩、カンヴァス)。  そしてアルフレッド・シスレーの《サン=マメス六月の朝》(1884年:油彩・カンヴァス)。  ポール・ゴーガン《乾草》(1889年