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遅延電車の中でふと思い出したこと~回想からの…。

『電車に乗ったら、どこに連れていかれるかわからない!』

子供の頃、そんな恐怖心を抱いていたこと。


昨日の電車の中で、思いだした。



それは

私が、電車のない島で生まれ育ち、

大学生になるまで
ほぼ電車に乗らなかったからなんだろう。


島を1周するのに車で4時間ほどの囲まれた場所で暮らしていた。

父が休みの日によくドライブに連れて行ってくれたので、なんとなく島の全体もわかる安心感。

そして、家族で島外に出かけるのも車。


全くもって、電車に関わる機会がなかったのだ。


そんな私が小学生の頃、

一度だけ家族で電車に乗った。


目的地が、電車を乗る出発地から2つ県をまたぐことに驚き、

電車を乗り降りする人の多さに驚き、

これははぐれたら、皆に一生会えないかもしれないと親の傍にぴったりとくっついていた。


ガタンゴトン、

電車の振動に体を揺らし

駅に停車するたび

行き交う人達を目で追いながら、

不安と緊張で慣れない電車の旅。


しかし、いつの間にか気が緩んでいたのか


ある駅に停車した時に

父が「向こうの電車の方が早いんじゃないか?」と言って、


ふっと降りた。


「え?」と思う間に

無常にしまる電車のドア。


そして、父を残し、

私たちの乗った電車は出発した。


 お父さんとはぐれちゃったー!!


電車の揺れが不安を増幅させる。


「お父さんは先に着く電車に乗るから」

と母になだめられるも、

もう、父に会えないのではないかと

心臓をバクバクさせながら、半分涙目で


それが、どれくらいの時間だったか、

もう覚えていないけれど


目的の駅に着き、プラットホームに

笑顔で立っていた父に再会できた時の安堵感は

今も覚えている。



そんな私も、

大学進学を機に島を出て、

電車に乗るようになった。


当時の父が、

快速から新快速に乗り換えただけだったこと


自分自身も 県を越える乗り換えを、

難なく(いや、乗り換えアプリのおかげで)

できるようになったこと


そうそう、

電車に忘れた荷物を、後日

隣の県の終点まで取りに行ったなぁ。


ん?


そういえば、この前。

出勤時、noteに夢中になりすぎて、

降りなきゃいけない駅、通りすぎちゃったよね!


…コホン。


私の場合は、慣れすぎも良くないみたい。

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