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その後のブラウンズの補強。

今シーズンのFA戦線は全体を見渡すと、相変わらずのQB大移動は見慣れましたが、今年はRBも大移動となりましたね。
RB市場は価格が下がっているので決まりやすいという側面もあると思いますが、近年のパスオフェンス偏重のハイパーオフェンスが翳りを見せ始め、「やっぱりランを出さなきゃパス決まんねー」といったところもありそうですね。
各チームランゲームを見直して来るのではないでしょうか?

そして、もう一つの傾向としてはFAには超が付く大物は、FA市場にはなかなか出てこなくなっていますね。出す場合はチームは少しでも指名権と交換したいので、トレードが多くなっていますし、タグを貼るほどの選手はそのまま再契約になる事が多いです。
サラリーキャップが増えた事と、Void契約を駆使するチームが増えた事も影響はありそうです。

少し前まではFAの渦の中心には必ずブラウンズがいたものですが、そこに関しては無風となっております。感慨深いですねーw

それでもFA選手の獲得は続きましたのでその振り返りと、そこから見えてくる今後の話をほんの少しだけしようかと思いますので、お付き合いを。

まずは新規加入選手。

DTクゥイントン・ジェファーソン 31歳 単年金額まだ不明

DTはローテーションで回すので若く無くても構わないと言いましたが、その通りの選手を連れて来ましたねw
DTはトムリンソンが6割、その他3人が4割ほど出場する事となりそうです。
ジェファーソンは昨シーズンにキャリアハイの6サックを記録しています。どこのチームもそうなんでしょうが、インサイドからプレッシャーをかけれる選手は欲しくてたまらないので、今シーズンもキャリアハイのサック数を更新してもらいましょう!
正直なところ、エリオットよりも活躍してくれればそれでヨシ!なんですけどw

TE/FBジオバンニ・リッチ 27歳 単年1.1M

FBも出来るブロッキングタイトエンド。
昨シーズンはセンターのハリスがFBをやっていましたので、それよりかは本職でしょう。TEは3人も使いこなせないので、1人はブロッキングに偏重した選手を置くのはありだと思います。
TEはヌジョーク頼みなロスターになりそうですね‥

CBトニー・ブラウン 28歳 単年金額まだ不明

スペシャルチーム要員としての獲得ですね。
一応CBもちゃんと出来る様ですが、前任のフォードと一緒で彼が出て来たらやばい状況ですので、スペシャルチームで活躍してもらいましょう!
STCのヴァントローネとはコルツで一緒。

LBデヴィン・ブッシュ 26歳 単年1.5M‥って安い!お前全体10位だろ!もっと頑張れ!!

スティーラーズではバストとまではいかないものの、全体10位の活躍とはいかずに再契約してもらえずにシーホークスへ。そこではご覧の有り様でもう後がない全体10位の崖っぷちLBです。
LBはILBを2枚揃えてプロボウラーとなったJOKに自由に動いてもらうというコンセプトは昨シーズンと同じです。ウォーカー&タキタキがヒックス&ブッシュに変わったのですが、確実に改良したとは言い切れず、若干心配なポジションでもあります。ブッシュに全体10位の底力を見せてもらっても良いですけど、個人的にはやっぱりドラフトで指名したくなってしまいますねw

RBドンタ・フォアマン 28歳 単年金額まだ不明

実績のあるパワータイプのRBです。3rdダウンなどハントの役回りを任される事となりそうですが、フォードよりも確実にアップグレードという選手では無いので、フォードを使わないという事は考えにくく、スナップ数をどれだけ任せるかは未知数です。
AB、ステファンスキー体制は使う使わないは置いておいて、必ず3枚RBを揃えますのでその枠には入るでしょう。

QBタイラー・ハントリー 26歳 単年金額まだ不明

BALでラマー・ジャクソンのバックアップを務めていました。そしてなぜだかプロボウラー
DTRとQB3の座を争う事となります。個人的にはDTRに思い入れがあるのでDTRに頑張って欲しいですが、なかなかの強敵ですね。
ABはDTRにトレードの話があればそれに乗ってしまいそうな気もしますけどね‥


ここからは再契約の選手です。

Sロドニー・マクロード 34歳 単年金額まだ不明

DCシュウォーツのディフェンスを良く知っているとされる選手で、シュウォーツと選手の橋渡し役として半分コーチみたいな存在でした。
シーズン途中に怪我でシーズンエンドになった時は選手から残念という声がかなりあがりましたね。
ヒックマン、ベルと活きの良い若手がいますので、彼らとの競争になります。


WRジェームス・プロシェ 27歳 単年金額まだ不明

ハインズとリターナーの枠を争う事となりそうです。昨シーズン後半はリターナーを担当していました。
現状ではハインズの方が優勢と思われ、よほどのインパクトを残せない限りロスター入りは難しいかもしれません。古巣のレイブンズ戦でマフったのでブラウンズファンからは信用されていませんw

あとこれも大事な動きなのですが、トレードで獲得したばかりのWRジュディと3年58M、41Mの保証で契約をしました。この契約は来シーズンからの適用となります。
すぐに契約延長は無いと言いましたよね。すみません!
ジュディの実績からはもっぱら高いとの評判ですが、ABはヌジョークとも先行型大型契約をして成功した実績があるので、それに続いてくれると信じましょう。
ジュディが今シーズンに活躍したら、この金額では契約出来ないので、それを見越しての動きとも言えます。すごい自信だ‥
この契約でアマリさんとの契約にも影響は出るでしょうが、契約内容がまだハッキリと出ていないので、内容によってはまだアマリさんとの再契約もあると信じています。


ここまでの補強から現在のロスターを確認します。開幕ロスターに残りそうな選手をあげますね。

オフェンス

太字は新契約、再契約
OTウィルズ、コンクリン、ジョーンズ、ハドソン
OGビトーニオ、テラー、ダン、アデニジ
Cポシック、ワイプラー
QBワトソン、ウィンストン、DTR、ハントリー
RBチャッブ、フォード、フォアマン、ハインズ
TEヌジョーク、エイキンス、リッチ
WRアマリさん、ジュディ、ムーア、ティルマン、ベル、プロシェ
27名

ディフェンス


EDGEギャレット、ザスミス、オコロンコ、ライト、マクガイア
DTトムリンソン、ハリス、ハースト、ジェファーソン、イカ
LB JOK、ヒックス、ブッシュ、フィールズ
CBウォード、エマーソン、ニューサム、ミッチェル、ブラウン
Sソーンヒル、デルピット、マクロード、ヒックマン、ベル
24名

Kホプキンス
Pボホルケェス
LSヒューレット
3名

以上、計54名と既にロスターの枠が埋まっています。
皆、昨シーズンまで余裕でロスターに入っていた選手たちです。

なのでこれからはドラフトまで、そこまで大きな動きは無いと思われます。
そしてブラウンズのドラフト指名権は5つで、キャンプとプレシーズンで壮絶なロスター争いが繰り広げられる事になります。実にいい事ですね。
キャンプでのサプライズカットやトレードなども十分考えられますね。

ドラフトでは即戦力じゃ無くても、来シーズンに先発を任せられる選手を指名すれば良いドラフトとなりました。少し時間がかかりそうな選手でも育てる時間はありそうです。
2日目の指名が予想されるのは、契約が今シーズンまでの選手が多いWR、LB、DT、OTが上位指名候補のポジションになります。
このドラフトでウィルズの去就なんかはかなり決まって来るでしょう。

ここまでのオフシーズンの動きで、ディフェンスは昨シーズンと同じコンセプトで戦力維持。オフェンスはジュディとチャッブの復活と、コーチ陣の入れ替えで昨シーズンとは変わったものが見れそうです。楽しみですね!!

そんなこんなで予想通りオフの大型契約はWRとなりましたね。
昨シーズンにまどろっこしかったオフェンスさえどうにかしてしまえば、更に上へ行けると思っている補強内容です。チームの向かっている方向は決して間違っていないと思いますので、皆さん補強が成功に終わるイメージをしましょうねw

次は暇があったら新コーチ陣のまとめでもしようかと思ったりもしますが、ドラフトの勉強が先かなぁ

皆様、良いオフシーズンを!!!


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