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フラッコ!フラッコ!!フラッコ!!!

例年なら来季に向けて妄想し始めている正月ですが、おかげさまで今年のブラウンズは見事プレイオフ進出を決めまして、もう少しこの素晴らしいチームを楽しむ事ができる幸せを感じております。

そして、その原動力となったのがそろそろ39歳のベテランQBジョー・フラッコです。

フラッコと言えばAFC北地区のライバルであるレイブンズでスーパーボウルMVPをとっているという、ブラウンズ界隈ではどちらかと言えば憎き存在でした。が、今ではフラッコに夢中ですw
そのくらいの大活躍なんですよね。

しかしながら、何故フラッコがここまで活躍しているかを誰も説明出来ていません。
なので、ここで素人の私がフラッコの活躍を紐解いてやろうという無茶な記事を書こうと思った次第です。


ステファンスキーとの相性が◎

ステファンスキーのパスオフェンスと言えば、プレイアクションパスとタイミングパスを多用するスタイルですが、両方とも実に上手いですね。

プレイアクションはメイフィールドも上手かったですが、チャッブのランありきでまずはランを出してから!みたいな感じで、ランが出ない試合は相手は騙されませんでした。
しかしフラッコはランが出ない試合でも相手は騙されています。

そしてタイミングパスに関しては本当に上手い。

ここでクイズ

さて上の写真ですがこの後どこに投げ込んだでしょうか?
一見フリーのレシーバーはいませんが、相手はゾーンカバーで守っています。

同じ角度の動画が見当たりませんでしたので分かりにくくて申し訳無いですが、アマリさんがゾーンの合間に走り込むところに完璧なタイミングで投げ切っています。というか完璧じゃ無いとインターセプトを喰らう場面です。
レシーバーとプレイコールを信頼していないと出来ないプレイですね。もちろん相手のカバーを読む力もです。

メイちゃんにしてもワトソンにしても、タイミングパスを投げ込む時は決まって確実にフリーになれる前提だったので、ステファンスキーがそう指導していると思い込んでいましたが、どうやら違ったみたいですねw

もう一つ彼らとは違うのは、セカンドターゲットを探す早さ。
特にワトソンなんぞはこれが苦手で、彼の球離れの悪さにつながっています。要は持ちすぎって批判されるやつですね。
これは相手のカバーを読む力量が違うのであろうと思っています。

ステファンスキーはワトソン以外のQBでは、それぞれキャリアで1番良いくらいのパフォーマンスを提供している、QBフレンドリーなプレイコーラーでもあるのですが、それにしても相性がいいですね。フラッコの一見ゆったりとしたプレイスピードも合っていると思います。ゆっくりしてビュン💨ってやつです。


相性抜群のレシーバー

これまた相性になりますが、今度はレシーバー。
アマリ・クーパーとデビット・ヌジョークの事ですね。
とにかく相性が良く、アマリさんはHOU戦で1試合でのブラウンズレコードを更新する265yardを獲得するなど、毎試合100yard越え。

これなんかは、まず手前にヌジョークが空いていますがそれを見て、ならばアマリさんが空いているはずだ!と思ってそこに投げ込んだそうです。
ちょっと何を言っているか分かりませんが、それだけアマリさんへの信頼度は相当なんでしょう。


ヌジョークに関しては3rdダウンなどの困った時に使って、それが上手くいっています。これは試合を決定付けるビッグプレイ。

ヌジョークに関しては今シーズンは見事プロボウルに選ばれましてとっても感慨深いです。そんな訳でシーズンを通して活躍をしていますが、QBがフラッコになってから100yard越えの試合もあり、より活躍をしている印象です。

元々フラッコ前から主なターゲットであった2人との相性が良かった。それも2人ともキャリアハイとなるくらいの勢いで、とんでもなく相性がよろしかったという事。


まさかの危機回避能力

フラッコといえば、オールドスクールなポケットパサータイプのQBであるイメージですが、ポケットから飛び出てサックから逃げるのシーンもよく見ます。

これなんかはもうすぐ39歳とは思えないプレイ!!
CHI戦なんかは、OLが怪我人続出でパスプロテクションが保たなくて、こりゃパス攻撃なんて出来ないやーと思って観ていましたが、フラッコはあえてポケットの外に出て打開していました。これも経験なんですかねえ。

もちろんおじさんなのでワトソンほどの機動力はありませんが、それでも頑張って危機回避していると思います。OTは控えの控えがやっていますので、ポケットの外でもパスを通せるのは嬉しい誤算でした。


ディープパスの精度が◯

https://x.com/browns/status/1736839398866510084?s=61&t=3D4h5-ytI2ZEeZWKeB-aKw

ワトソンもディープへは投げられますが、ワトソンは真っ直ぐ通すイメージ。フラッコは落として通すイメージ。
アマリさんもフラッコのパスは取りやすいと絶賛しており、確かに試合を追うごとにドロップは少なくなっています。

ステファンスキーはずっとディープパスに苦しんでおり、足の速いWRをドラフトしたりFAで獲得してきましたが、なかなかそれが決まる事はなく、全てはチャッブのランを出すための布石みたいな攻撃でしたが、ようやく決まるようになりましたね!フラッコ様々です!

このおかげでパス攻撃中心に試合を組み立てても、しっかりとゲームコントロール出来るようになりました。ランが出なくても組み立てられる様になったのは大きいです。


失うものがない男の度胸

OBJがいた頃も思っていたのですが、ステファンスキーはなかなか50対50のパスを投げさせませんでした。そのくせダブル・トリプルカバーの10対90のパスは投げさすのですよねw
これはどのQBでも同じ傾向で、そういった指導をしているものだと思っていました。

ただフラッコに関してはベテランなので任せているのか、アマリさんにガンガン投げ込んでいまして、今のところそれが上手くいく場面が多いです。
その代わりにフラッコの唯一欠点であるインターセプトの多さにつながってもいますが、攻めた結果とも言えます。

幸にもブラウンズのディフェンスは、あまりにもオフェンスが相手にボールを渡してしまうもんで、それに慣れてきている節があります。動じなくなっているw
決して良いことでは無いですけどね‥

何回インターセプトされても結局のところ勝てば良い!と思っている訳ではないんでしょうが、勝負どころで際どいパスを投げ込める度胸は買えますね。失うものは無いのですから。

フリーだった理由??分からん!知らん!


これだけのQBが何故どこのチームにも所属せずにフリーでいたのか?は分かりませんw
ハードなトレーニングをしてどこかのチームから声が掛かるを待っていた訳でもなさそうです。家族とキャッチボールはしていたそうですが。

本当に巡り合わせですよね。相性の良いプレイコーラーとレシーバーがいるチームに、引退間近の男が何故だか辿り着きもうひと花咲かす。フラッコは強運に恵まれていますね。


この様な要因で好調を維持しているフラッコ。試合を重ねるに連れてどんどん良くなっているのも好印象です。ほんとオフェンスのストレスが減りましたね。

ワトソンがシーズンエンドになった時は、今シーズンはディフェンスで勝負!でプレイオフ行ければヨシとしよう!と思っていましたが、ちょっと色気が出てきました。フラッコはプレイオフに強いですし、運を持っていますし。台風の目になってくれると良いなあ。

もちろんプレイオフになれば相手はもっと研究して対策を練ってきますでしょうから、あっさり負ける可能性もあると言って保険もかけておきまーす。

これだけ悪口を言っておいてなんですが、例えフラッコでSBを制覇しようが来シーズンの先発はワトソンです。これは変えられない。だからこそこの瞬間を楽しみましょう!


フラッコが立てたビックウェーブに乗っておかないと損!!いつまでもこの姿が見られると思うなよ!!LFG!!!


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