見出し画像

こんにゃく作り

私は今年「なつ」に教わり、こんにゃく作りに挑戦しました。

どうしてかというと、
なつがいつも作っているのを見てやりたくなったからです。

あと、私はこんにゃくが好きだからで、
特に刺身こんにゃくのつるんとした感じが好きで、
あればいくらでも食べられます。

 こんにゃくは、作るのが難しくて、
最初のころは、あまりうまくできませんでした。

こんにゃく作りで大事なことは、
色々と手際よくやらないといけないことです。

こんにゃくを混ぜながら煮ながら、
足す分のこんにゃく芋をミキサーにかけたり、
入れる水も計らないといけないし、
溶け切ってない凝固剤を溶かしたり、
とにかく忙しい。

それに「白いだま」ができてしまったり、
固くなりすぎたりしてしまう失敗もありました。

でも理由はなつに聞いてわかっていたので、
つぎにできることがわかり
だんだんおいしいこんにゃくができるようになりました。

「白いだま」の原因は、最初鍋に入っている芋の量が少ないのと、
火が強すぎたからでした。
そこで、最初に水を入れ、火かげんを弱くして実験してみました。
これがとてもうまくいったので、「白いだま」のことは解決しました。

次は、硬くなりすぎてしまいました。
まあ私は、硬いこんにゃくも好きなので美味しく食べたけど。

硬くなってしまった理由は、ただ単に計算をまちがえて、
凝固剤の量をふやしてしまったからです。
これで、凝固剤が多いとこんにゃくは固くなってしまうことが、
わかりました。


 ある日、私は友達の家で買っているこんにゃくを食べて、
私の家のこんにゃくとぜんぜんちがうのを知りました。

なにがちがうって、買ったこんにゃくは、
私が知っているこんにゃくらしい味がしませんでした。

あとは手作りのとは別な感じで硬かったです。
ブリンブリンしてて、手作りではあんな風になりません。

硬かったのは凝固剤をいっぱい入れているからだと思ったけど、
なつは、凝固剤の種類が違うからかも、と言いました。
あとは水分の量でも硬さは変わるらしいです。

なつも前は、もっと硬いこんにゃくを作っていたけど
こっち(和合)に来てから、
やわらかいこんにゃくを作るようになりました。
なぜかと言うと地域の人がやわらかい方が好きだからです。
だから硬いこんにゃくだとおみやげであげられません。
それで地域の人に聞いて、
水の量を増やしたり、練る時間を長くしたりして、
だんだんやわらかいこんにゃくを作れるようになったそうです。

売っているこんにゃくが、
なぜうちみたいなこんにゃくの味がしないのかは、
わかりません。
とにかく薄かったのです。

(うちではこんにゃく作りには、芽が伸びきった芋から使います。芽が伸びたものは植えると花が咲いて、もう大きな芋にならないからです。)



 もうすぐ春になるので、手作りこんにゃくはできなくなります。
こんにゃく芋は畑に植えるからです。
今度こんにゃくを作れるのは、次の冬です。

もうこんにゃくを作れるので
来年もうちのこんにゃくを作って食べていきたいです。           
                       (笑穫)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?