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冬の終わり、春の始まり

ご縁があって、本格的な油搾り機を頂くことになりました。ここ10年くらい、「欲しいなあー。」と思っていたものです。

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<とても貴重なものを頂きました。大切に、有効に使う事が恩返しだと思って、使わせて頂きます。>

先日、試運転をしてみましたが、やっぱりよく出来ています。今回は菜種を搾りました。ほんと、綺麗に搾れます。

でも、油って「こんなに一杯の材料で、これだけの油!」

っていうくらい、少量です。

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<いわゆる、「玉搾り」と同じ原理で搾られます。じゅわーっと、染み出てくる油。>

栽培から収穫、調整、搾油までの工程を考えると、本当に油というのは貴重なものだなあと実感します。

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<一番出ている時間帯で、このペース。ほんと、貴重品です。>

手作りのものを暮らしの中で増やしてゆくことは、そのこと自体がとても価値があり、満ち足りたものだと思います。

でも、同時に大切なのは、「これを手に入れるって、大変なことなんだなあ」と、実感できること。


同じような事を、発電についても思います。

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<パネル三兄弟。一番下は子ども達の部屋へ。真ん中は直流12Vシステム。直流のまま母屋の照明に使っています。一番上は交流100V母屋の電化製品用。>

小さな発電装置を設置して、家で使う電気の一部を賄っていますが、始める前は「家はそんなに電気を使わないから(月1000円行かないくらい)小さなシステムで、余裕で自給出来るでしょ。」くらいに考えていましたが、実際に始めてみると、そうはいかない。

作るよりも、節約する方がなんぼか楽な事か。

改めて、電気のありがたさを感じ節電しつつ、一部を自給の電気で賄うスタイルに落ち着いています。


私にとっては、冬は醤油搾りの季節です。

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<仲間のFBより画像を拝借。写真を撮った人はホントに、感謝と感動を持ってシャッターを切ったのでしょう。>

皆さんが一年間、気持ちを込めて仕込んだもろみを一日で醤油に仕上げます。その醤油は次の一年間、喜びをもって使われるものです。

ですから、みんなの2年分の思いを搾るわけで、真剣勝負にならざるを得ません。

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<これもFBより拝借した画像。もうすぐ、最初の一滴がしたたり落ちます。>

お醤油作りも「作る事」と同じくらい、「大切に使う事」が必要なんだと実感できるものです。


私にとっての冬の終わり、春の始まりは味噌作りの季節です。

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<にゅるにゅるとすり出される大豆。このあと、麹・塩と合わせて味噌玉になり、いろいろな方の家に巣立ってゆきます。感謝です。>

前回の投稿でお知らせをさせて頂いた「味噌玉作り」順調に始まっています。味噌もまた、大豆や米の栽培から麴作り、仕込みと考えてゆくと、その工程が喜びであり、また、それを食することが喜びです。

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<朝いちばんで着火。大豆を茹で始める。朝はまだ寒いので、犬は暖を求めてやってきます。静かな時間が流れます。>


ところで、話は変わって、経年劣化、融雪剤などなどの影響で、愛車のマフラーにどでかい穴が空きました。とりあえず、使い終わったスプレー缶をちょん切ったアルミのシートをビス止めして応急処置。

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<どえらい穴だった。「大切にっ」て言うなら、もっと早く気が付けよ!と、反省。>

これももっと、本格的に直さないと。車だって、製造から原材料から考えると、もう、想像もできないほどの時間や労力を感じます。出来る事をやろう。

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<とりあえず、応急処置。もっとしっかりした修理方法を教わったので、やってみます。>

「小さ 愛さ」というタイトルで家族リレーブログを書いて一年になります。

おかげで、この一年は頭の片隅にいつも「小さ 愛さ」という言葉がありました。暮らしのどの場面を切り取ってみても、「小さ 愛さ」という一つの世界を観ようとしていました。

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<冬の間に空っぽになった薪棚。これから一年かけていっぱいにする薪棚は3年後に使う事になると思います。>

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<春の椎茸が出始めました。2年前に玉切りして植菌したほだ木です。>

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<6年前にここに越してきた時に植えた梅がやっとこの大きさ。昨年くらいから少しづつ実をつけるようになっています。>

今日の投稿も、うまく言えないんだけど、「小さ 愛さ」なことを書き留めてみたつもりです。改めて書き出してみると、「小さ 愛さ」なことって、時間がかかる物ばかりです。

そんなこんなで春が動きだしたのを感じます。 ぼくもそろそろ冬の動きから春の動きにシフトチェンジです。






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