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ALONE
20歳。
デパ地下で買ってきてくれた蝋燭を吹く。
あっという間に20歳になってしまった。
世界が止まってから、私も止まってしまったようで、気持ちはまだ17歳だ。
まだ幼かったあの頃の自分が
20歳の自分を想像したときに
夢や希望に満ち溢れた素敵な自分を
想像していただろう。
しかし現実はそうはいかない。
そこらへんの大学生より、はるかに
忙しく慌ただしい学校生活を送っていて
何回も何回も考え、選び抜いた仕事に
就くための学校に通っているのに
卒業する前にストレスで死にそうになっている
とにかく。
想像している20歳の自分にはなっていない。
ということは今想像している
卒業後の理想の自分も叶わないのではないかと
ふと不安になった。
あっという間に年だけが進んでいき
自分のこころはずっと止まったまま。
避けることのできない歳の積み重ねと
精神統一ができてもできなくても
自分は自分として生きていきたい
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