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インスタレーションってなに?

どうも空間企画の代表、中佐真梨香です。

インスタレーションってなに?

空間企画というインスタレーション団体をやっていて一番聞かれる言葉です。

ようやく最近、インスタレーションという言葉が世間に少しだけ浸透してきたように感じています。
でもまだまだどんなものなのか実態がわからないと言われます。
見方がわからないとも。

私自身、このテーマに向き合い始めてもうすぐ10年経ちますが、まだまだわからないことしかないくらい難しい表現方法だと思っています。
そんな私が考えるインスタレーションというものについて記載していきます。
かなり個人的な意見になります。

目次
1. インスタレーションとは
2. 空間企画作品の目的
3. 舞台照明のインスタレーション

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1. インスタレーションとは

体験型の空間作品である。

・作品が会場、あるいはその場所に対して展開されていること
・観客が作品の一部として体験していること
・作品が動的であること

この3つのいずれかが当てはまる場合、それは”インスタレーション”という手法の表現になるのではないか。

作品が会場、あるいはその場所に対して展開されていること
インスタレーションの語源であるインストール。
空間を十分に生かしつつ、対象物を設置することで作品とする。
また、その場所の特性を生かした作品にすることや、場所が変わることでも柔軟に変容できること。これも重要な要素だと考える。
個別の作品を用いて空間を利用し、展開していく展示方法もあげられる。

観客が作品の一部として体験していること
空間全体が作品として展開されているため、観客自身も作品空間を自由に行き来する。
観客は五感を使って空間を体験することで、より楽しみ方が増す。
また、観客自身が行動を起こすことで作品の内容が変化したり、観客無しでは成立しない観客ありきの作品が多く見受けられる。
デジタルアートなど、対象物に触れることで映像が変化していく技法はここに当てはまる。

作品が動的であること
空間が時間で変化したり、観客の手によって変化したりと一つの絵に留まらず常に動的であることが挙げられる。
例えば、プロジェクションマッピングは場所を生かしながら動的な映像を展開している。

2. 空間企画作品の目的

空間企画では、上記にあげた【作品が場所に対して展開されていること】【観客が作品の一部であること】【動的であること】全てを組み込み、作品を企画・製作している。
作品ごとにテーマが異なり関わる人も変わるため、作品によってテイストが変わっていく。

空間を共有した人々の原風景をすり合わせ、想像力を刺激し、誰もが主役になれる空間づくりを目指す。同時に、あらゆる表現を掛け合わせ、そしてそれを増幅させ観客に届けるとことが空間企画の目標である。
メンバーが舞台芸術出身ということもあり、舞台で培った技法を最大限に生かしつつ作品を構成していく。
空間企画では今後も全く新しい表現方法を模索すると共に、インスタレーションという空間芸術について実験を重ねていく。

3. 舞台照明のインスタレーション

代表である中佐真梨香は舞台照明家である。空間企画の全ての作品の照明を担当している。
デザイナーではなくアーティストとして舞台照明と向き合っており、舞台照明を活用して、インスタレーションという表現をしている。
そもそも舞台照明の特徴は、明暗、色、タイミング、全てを組み合わせて変化していくことである。それによって人の感情や状況描写を表現している。舞台という対象を見せるために特化した技術である。
しかし、インスタレーション作品においては、対象が舞台ではなく空間になる。だが、表現しているものはどちらも作品のコンセプトであるため、対象が変わるだけで使っている技術は同じである。
プロセスが同じでも、見え方がまるで変わるのが、舞台照明のインスタレーションの面白さである。

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以上が、私の考えるインスタレーションとは、です。
まだまだ発見が多い表現方法ですね。
関わってくれる方、見に来てくださる方と共により面白い作品作りがしていければと思います。

楽しむって心意気が大切です。

それでは、今後の空間企画の作品お楽しみください!

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