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今が楽しければよかった私が将来のことを本気で考えた話。

はじめに

こんにちは。1年間の就職活動を終えたので、この1年間を通して考えたことを記録として残しておきたいと思います。まずは自己紹介をします。私は、理系大学の学部4年生で応用化学を専攻しています。高校時代は化学が好きで、将来は化学を活かして社会に貢献したいと思い、製薬、食品、化粧品など始めは幅広く業界を見ていました。しかし、大学3年生の初期に祖母の癌が悪化したことが原因で医療業界に興味を持ち、中でも薬を届けるMR職に強く惹かれました。そこで大学3年生で医療現場の声を知るために医療機器開発プログラムに参加し、そこで得た経験やエピソードを軸に就職活動を行い、第一志望の製薬会社の内々定を取得いたしました。
この1年間、本当に自分のやりたいことは何なのか、自分と向き合い、周りの助けも沢山借りた就職活動だったと考えています。紆余曲折のあった私の1年間について振り返ろうと思います。

大学院進学か就職活動か

理系学生の大半はこの課題に大学3年生の初期にぶつかるのではないでしょうか。(中には研究者になりたいという強い思いを持っている方もいらっしゃるでしょうが、、)私は、大学3年生の4月、健康診断のため、大学に集まった仲の良い友人と進路について食堂の机を斡旋して真剣に話したことを覚えています(笑)
実際、このときは10人中2人が就職に絞り、あとの8人はやりたいことも特になく、大学院に進学すれば就職活動が有利に進むのではないか、学部の就職活動で失敗したら大学院へ行けばよいといった安易な考えで大学院進学という選択肢は捨てずに学部卒でも就職活動を進めると話していました。もちろん私も8人の中の1人でした。
このように何の目的意識もなく、大企業に就職する方が将来安泰でよいのだろうと憶測をたて、私は就職活動を始めました。

夏インターン

上記のような理由のない大手志向で就活を始めた私が始めにぶつかった壁は夏インターンの応募でした。「どこに申し込んでいいかわからない!」「とりあえずマイナビで化学、医療、化粧品、食品」と検索し、テレビCMを打ち、有名な企業を何十社もプレエントリー。頑張ってエントリーシートをかくものの、8割落選し、自分のビジョンや将来やりたいことを明確にすること自己分析の重要性を実感しました。

親友と取り組んだ自己分析&他己分析

自己分析といっても何をすればよいのか分からず、中学からの他大学の親友にここで初めて自身の就職活動について相談しました。親友は自分の経験を振り返る本を使って自己分析をしたという先輩の話を聞き、2人で自己分析本を購入し、前から順番に埋めていきました。しかし、本は分厚く、書くことも沢山あってなかなか進みませんでした。そこで友人とグーグルのスプレッドシートを共有し、過去の印象に残った経験とそこで感じたこと、客観的に見えるお互いの価値観を記入するという形で自己分析を行いました。ここでの学びは、自己分析とは幼少期から現在までの経験を振り返るのではなく、価値観の変遷を多角的視点で振り返り、将来やりたいことの明確化につなげることだということでした。
このように思考を変えた結果、私は主に2つの価値観が見えてきました。

  1. 人の負を+に変えられること

  2. 相手の真のニーズに捉えた価値提供で期待を超える喜びを与えること

1番の価値観から医療業界を2番の価値観から直接顧客のニーズを引き出せる営業職を目指すと決めました。

Willの明確化

私は、上記のような軸で夏以降、MR職に絞っていました。しかし、inteeの個別面談で担当メンターの方に、「これって、看護師や医師ではだめなの?なぜMRなの?」とご意見をいただきました。このとき、自分でもなぜ看護師や医師では自分のビジョンは成し遂げられないのか、正直わからず、自己分析だけでなく社会理解、職種理解の重要性を感じました。
漠然としていた自分のwillを明確にするために、まずは医療業界だけでなく、医療現場を知りたいと思いました。そこで大学主催の医療機器開発プログラムに参加し、医療従事者に患者様の生活環境を詳しく伺い、現場で得た患者様の潜在ニーズを活かした医療機器を開発しました。その結果、多くの医療従事者、患者様に喜びの声を頂きました。
この経験から私は、現場の声からその課題を俯瞰して分析し、患者様の真のニーズに気づくことこそが、多くの患者様の負を+にできると気づきました。この気づきから医療従事者ではなくMRを目指しました。
このように社会を知らないことはビジョンを成し遂げる最適解を見失うと気づき、現在も、今後のキャリアを考え、製薬だけでなく他産業への理解を深める勉強をしています。

最終的な意思決定

このように医療系学部への転学、転入をも考えた就職活動でしたが、自分の成し遂げたいビジョンをinteeの個別面談や友人との自己分析で明確にしたからこそ最終的な意思決定を下す際は迷いませんでした。
就職活動の軸とは別に製薬会社の中での軸として、患者様の感情的なニーズを捉える環境がいかに整っているかを掲げていました。
この軸をもとに私の思う真の患者様貢献ができる企業への内々定を頂くことができ、意思決定も即日、その企業にさせていただきました。
一連の経験を通じ、就職活動とは自分の価値観やビジョンを明確に言語化し、それを実現できる環境を探すことだと感じました。

24卒の皆様へ

文章力が乏しく読みづらかったかと思いますが、最後まで読んでくださった皆さんありがとうございました。最後は24卒の皆さんへの応援メッセージで締めたいと思います。
就職活動は合否が伴うものであるからこそ、大学受験等と同様に選考対策に力を入れがちだと思います。しかし、綺麗な言葉で話すよりも、自分の将来成し遂げたいビジョンや思いを叶える最適解が御社であることを論理的に話せることが重要です。そのためにまずは自己分析と社会理解を徹底して行い、企業に選んでもらうではなく自分が企業を選ぶという気持ちで就職活動を行っていただきたいと考えています!皆様が納得したキャリアを歩み、活躍されることを心よりお祈りいたしております!就職活動、応援しています!頑張ってくださいね!

私がお世話になった就職活動ツール

🌟自己理解(エンカレッジ)

イベント紹介だけでなく、直近で就活をした1つ上の先輩に就活相談ができたりES添削、面接練習ができます!NPO団体で同じ大学の先輩が完全無料で行っているボランティアのようなツールなので安心して使用できます!!(OB訪問もこれでできちゃうかもしれません、!)
<初回面談フォーム>
https://en-courage.com/events/k4Comco5Cl3ogUMxNBHf

🌟社会理解(intee) 
社会理解、自己理解を深めるイベントへ参加ができます!自分が今まで見なかった業界との出会いをメンターの方がしてくださるので、視野が広がり、自分のwillの明確化に繋がります!また、自己分析や選考対策の管理ができるウェブサイトもご用意いただくことができ、効率的に就活を進められます!!
https://intee.jp/student/referer?introducer=tWF8Bqt%2BCUAr0AsGfQ3T0w%3D%3D

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