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白杖のメリット・デメリット

 白杖を持たざるを得なくなった今感じる、メリットとデメリットとは?

 こんにちは!くつばこのみうです。1ヶ月半もいた実家もそろそろお別れ。久々に妹とゆっくりお話しする時間を沢山取れました。一緒に料理をしたり卒業式に参列したりしたこともですが、なんだかんだ一番思い出に残ってるのはお風呂かなと思います。あなたが小さい頃は次女と3人で入ってたのよ!なんて昔話をして小さい子扱いして怒られたり、母は共感できない学校あるあるを聞いたり等、普段なかなかできないコミュニケーションの場になっています。
 いつまで姉の長風呂に付き合ってくれるでしょうか笑。この時間を大切にしたいなと思います。

 さて、最近は全然更新していませんでしたが、ここ2回は白杖についてお話ししてきましたね。今日はそのお話を一応ひと段落させたいと思います。

☆みうの白杖

 前回のnoteでいうと、私の白杖は「直杖・パームチップ」で、状況に応じて「折り畳み式・パームチップ」も併用する形です。かれこれ5代目で、色々変遷はありつつも現在のこの形に落ち着きました。

 基本進行性の弱視というと、IDケーンとして持ち始めることが多いです。しかし、みうの場合持ち始めるのが遅すぎていきなり実用的に使うところからスタートしました。そのため、最初からがんがん
 以前はその白杖について、持たなければならない人間の葛藤についてお話ししましたね。今日は実際持つとなった際のメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

(ヘッダーの写真は日本点字図書館の用具ショップから引用させていただきました、セガワケーンの直杖・パームチップです。)

☆メリット1:安全確認のため

 メリットというよりも白杖の本来の役割と言った方が正しいかもしれません。
 足元の段差に気がつくことができないみうにとっては、段差や階段があることを事前に知ることができたり、体当たりする前にポールの存在に気が付けたりするのはとてもありがたいです。
 特に下りの階段や駅のホームなど、片足を踏み外してから気がついては遅いような場面で事前に知ることができるという意味では手放せないものになってしまいましたね。

☆メリット2:他の人に視覚障害者であることが伝わりやすい

 前回のnoteで出したように、「シンボルケーン」として使うことを目的に使用している人もいるくらいですし、一応この目的としても使っています。

 高校生の頃、傘を地面に這わせながら地面の様子を把握していました。
 地面の状況が得られにくい・傘の先が潰れると言ったデメリット以外にも、「傘の先を突きながらでないと歩けないことが他の人に伝わらない」「他人を避ける能力があると思われる」というデメリットがあります。
 例えば赤ちゃんがよちよち向こう側から歩いてきたら普通大人が避けるべきですが、みうは避けることができません。そういう時に、一緒にいる大人に赤ちゃんとぶつからないように図ってもらうことができます。街中でも、「あの人が避けてくれるかな」というできない期待をされるよりかは見える方に避けていただけた方がありがたいです。

☆デメリット:「視覚障害者です」と常に主張していることになる

 白杖を使うということは、「目が見えない」ということを、宣伝して歩いていることと等号で結んでも差し支えないことだと思います。メリット2であげたように、その事実は「うまく使えれば」とても良いものになるのではないかと思います。
 しかし、必要のない時にまで見えないことを主張し続けているのはやはりかなり抵抗があります。
 実際、隠し続けていたみうの視覚障害がクラス中に周知されたのは初めて白杖を持って登校した日でした。散々言い続けていますが、必要以上に開示をしたくない派のみうにとって、勝手に開示される道具、という点についてはちょっと嫌だなと思います。

☆最後に

 今日は白杖を持つメリット・デメリットについてお話ししてきました。どこに行くにしてもかけがえのない相棒になってくれている白杖は、誰よりも長い時間そばにいるものかもしれません笑。
 いい面悪い面はもちろんありますが、出来るだけいい所に着目して付き合っていきたいなと思います!

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