東京オリパラ・エンブレムの秘密

こんばんは、くつばこのりこです。お腹いっぱい夕食を食べたのでちょっと気持ち悪いです。今日はオリパラのエンブレムについて。

☆東京オリパラのエンブレムが1色の理由

コロナの影響で開催が危ぶまれる東京オリパラ大会ですが、どちらも同じコンセプトでエンブレムが作られた、という特徴があります。そしてどちらのエンブレムも、単色で、色による印象の影響がない、視覚障害のある人に優しい、という話を聞きました。そこで私は、「紺(青系)なのは少しでも多くの色弱の人が見やすいからなのか?」ということを調べたくなりました。(色弱、色盲は、赤・緑のどちらかが欠落し、青系の色は見える人が人数的に多いです。)
このノートでは、東京オリパラ大会をはじめとする、近年のロゴの見え方について、以前ご紹介した色弱・色盲シミュレーションアプリ(色のシミュレータ)を使って、見ていきたいと思います。

☆東京大会

図10

やはり、東京大会はP型、D型についてはほとんど変わらず、T型で青の要素を減らしても、紺のものと印象はあまり変わらないという感じがします。
日本の伝統模様・伝統色の中からこの深い紺を選んだのは粋な選択かもしれないですね。

☆過去のエンブレム

東京大会の第1案のエンブレムを含め、過去のエンブレムをシミュレートすると以下のようになりました。印象が変わらないもの、大きく変わるものはどれでしょうか??

図11

多くの場合、印象が変わるように思います。大会エンブレムは、その大会が目指すものや年の雰囲気を表すもの。少しでも多くの人で、同じイメージが共有できるエンブレムには価値があるかもしれませんね。

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