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LINEスタンプを音声読み上げ使用者が使う方法②

こんにちは、くつばこ+のみうです。
一気に寒くなりましたね。
寒がりのみうは、早速ダウンジャケットとマフラーと手袋で装備を固めていたら、面白がった友達から写真を撮られました。
そういえば去年のこの時期に開講されてる授業では、私の服装の変化を追うだけで7週間、授業の導入をやり切った教授がいましたね笑。座ってる場所(最前列真正面)やどこでもいじられる私のキャラもあると思うのですが、1人の服装を見て毎回その場の導入を考えられるって、すごい頭の柔らかさだなあと妙に感心した覚えがあります。
あと半年は寒いと思いますが元気に乗り切ります!

さて、昨日からLINEスタンプとの付き合い方についてご紹介していました。前回で98%を紹介しているので、現実的な方法ではないのですが、こういう方法もあるんだなと思っていただけたら幸いです。

☆レベル3:スタンプの内容をテキストで送ってもらう


これは、「スタンプを送るには送るけど、スタンプが意図していることをテキストでも送る」という方法。
例えばキャラクターが「OK」と言っているスタンプを‘送った直後に「OK」とテキストでも送ってもらう方法ですね。
確信を持って会話に参加できるというのはとてもありがたいことなのですが、この方法のデメリットとしては、やってくれる側の負担が大きいことがあげられます。基本的にみうは「自分がいることで他人に負担を強いること」が好きではありません(手引きや案内などの『配慮』が嫌いな理由もここに行き着きます)。
情報があるのに越したことはありませんし、基本的に私のことを考えてくれるのは嬉しいです。しかし、視覚障害者が自分しかいないグループでは、この手段をわざわざとってもらうのは申し訳ないなと思ってしまいます。

☆レベル4:スタンプ内容について、誰が上手に説明できるかゲームを開催する


実は、これはりこが発明したゲーム。
以前くつばこ内でスタンプを使った子がいた際に、りこがすかさず“誰かがスタンプ押したら、「一番うまくスタンプを説明できた人が勝ち」ゲームの開幕のお知らせ”にしてくれました。

レベル4で一番嬉しかったポイントは、「情報保障をしつつ【晴眼者も】楽しめる」ようになっているということ。
今までの情報保障では、「みうのためだけ」になってしまい、晴眼者には新しい情報が一切入ってきませんでした。
それだと「ただ手間をかけてしまって申し訳ない」という気持ちでしかなかったのですが、「ゲーム」にしてくれたことで晴眼者でも楽しめるものになって、情報保障をしてもらう側の心苦しさがだいぶ軽減されました。

実はレベル3のように忠実にスタンプの内容を送らなくてはいけない、という縛りがないため、実は情報は全然伝わってこないこともあります。
一番顕著なのは「ぼよんぼよんした飲み物にクリームがのってとんでいきます」という説明。いまだにみうにはなんのことやらという状態ですが、それでいいんです。
スタンプの内容が完璧に伝わることが重要なのではなくて、せっかくなら他の人も楽しめる情報保障の方が嬉しいです。

まあ情報が伝わらなくてもいいと思える理由として「りこがよくわからない説明をしてる」時点で「理解できなくてもいい」ということと同じだと信じることができる、という絶対的信頼があるというのも大きいんですけどね。

☆情報保障を考えてくれるのは嬉しいけど…


情報の8割を占めると言われている視覚を使えない視覚障害者は、情報障害者と言い換えられることも多いです。利用できる情報源は全て利用しようと思っていますし、私にも得られる情報を増やそうとしてくれるのはとてもありがたいです。
しかし、みうの本音としては、まずは会話を楽しむことに主眼を置いて、情報保障は二の次として考えるくらいの位置付けでいてほしいと思っています。
顕著なのはレベル2の時に、スタンプを使ってしまった…と思わせてしまったり、情報保障をすることで一杯一杯で会話を楽しめないのはもってのほか。
レベル2-4で対応してくれてる方に伝えたいのは、スタンプを使ったとしても大半がレベル1なのでそもそも気にしないで欲しいということですね。

☆最後に


ということで、だいぶ公開が遅くなってしまいましたが、LINEスタンプとみうなりのお付き合いについてお話ししました。昨日の分で言ってた「レベル4を具体例として伝えたいこと」というのは「まずは会話を楽しむことに主眼を置いて、情報保障は二の次として考えるくらいの位置付けでいてほしい」ということですね。情報保障に疲れてしまったら元も子もないので。余力があったらくらいの、できる範囲でやっていただけると疲れすぎないのかなあと思います。幸いみうの周りでは「情報保障に疲れた」と言っている声はほとんど聞かず、むしろ望んでいること以上にやっていただいていることの方が多いので、ありがたいやら申し訳ないやらという感じなのですが。

ちなみにスタンプを「送る」ことはたまにします笑。
スタンプチョイスを間違えてもいい場面で使うことが大前提ですが、使い方としてはサジェストされた物を使うか、コピー機と同じで配置を覚える作戦です。知ってる物なら判別がつくことも多いですしね。(知ってるものの判別はまた今度書きます)
まあ探すのにそれなりに労力がいるし、使ったとして後で読み返すときには自分が何を送ったかわからないので、あまりわざわざ使おうとは思いませんが…

色々な方法がありますが、基本スタンプを使われたとして気になる視覚障害者はあんまりいないんじゃないのかなというのがみうの感想ですね。晴眼者が多い世の中では気にしないとしても実際疲れるので視覚障害者同士でわざわざ使おうとはならないと思いますし、うたの違和感はもっとも何ですが。
みんなが楽しみながら、負担にならない程度で会話に参加できる方法を模索していきたいと思います。

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