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りことうたに会ってきた!

 こんにちは。くつばこ+のみうです。
 先日少しだけ東京に滞在していました。実家には帰らないのに広島東京間の往復の移動日以外は毎日くつばこメンバーの誰かに会っているという非常に充実した時間になりました。全くなんのための帰省だったんでしょう(通院です)

 今回会ったのはnoteでもよく登場するりこ・うた・せんの3人。
 オンラインでは幾度となく話してきた彼らですが、りことうたに会うのは初めてでした。せんは6年の付き合いで今更会った感想もないので、今日はりことうたに会った感想について書いてみようと思います。
 またまたみうの嬉しかったことを書いてる日記系ですが、一応視覚障害ならではの感じた嬉しかったこととかも書けるように頑張るのでよろしければお付き合いください。

☆必要以上の視覚障害者扱いがない(りこ・うた)

 まず一番嬉しかったのはこれです。二人ともいわゆる「一般的な視覚障害者との付き合い」は心得ているはずなのですが、それを私に当てはめないでいてくれたのがとっても嬉しかった。
 「手引きする?」という言葉が一度も出てこなかったこと、飲み物が乗ったお盆を運ぼうとしてる私に「やってあげようか?」と言われなかったこと、走っても咎められないこと・・・他の友達といたら大袈裟に反応されて心地悪くなるような言動を一切取らないでいてくれたのは本当に嬉しかったですね。
 まあ私の性格を知ってるからなのかもしれないのですが、それを踏まえたとしても正直手引きをした方が楽なこともあるでしょうし(後述しますがはぐれかけましたし)、危なっかしいことをしようとしている人を止めないで見ている方が精神的に疲弊はしますよね。
 それでもなお求めてしまう「視覚障害扱いをしないでほしい」というみうの願いを尊重してくれたのは居心地がとっても良かったです。

☆目に入ったものを口に出す(りこ)

 一緒に歩いているとき、「あ!カバだ!」「〇〇がある!」みたいに目についた情報をよく口に出していたんです。りこがおしゃべりなことは知っていましたが、それを歩いている最中にやってくれてたのは一緒に歩いていてとっても楽しかったですね。
 「情報保障っぽくない情報保障って一番難しい」とうたから抗議(?)も入っていましたが、やっぱり私が求めてしまうのはここなんだと思います。すごい妹みを感じて嬉しかったな。

 私と一緒にいたからなのか、普段のくせなのかわからないのですが、自然と気負わずやってくれてる感じがとても嬉しかったポイントでした。

☆情報保障を楽しむ(りこ)

 これは本当にりこならではの嬉しさなんだと思います。
 パン屋さんでのラインナップを読み上げてくれる際に、伝わらないことがりこだったら分かってるであろうものを敢えて伝わらないような説明するなどの遊び心満載の情報保障をしたと思ったら、悩んでるものに関してはプレゼンをしてくれたり笑。しかも「このお店ではコッペパンがウリみたいだよ」の様な視覚情報も教えてくれて、本当に上手い子だなって思いました。
 一番笑ったのはドリンクのラインナップを読み上げる際に日本語に変換して伝えてくれたことですかね。アイスコーヒーが「苦い豆を挽いた冷たいヤツ」、ココアは「甘い豆を潰した冷たいヤツ(これは伝わりませんでした笑)」のように説明してくれて、瞬時にゲームが開催されたのは本当に面白かったです。
 ラジオでお話ししたLINEスタンプに関することでも感じましたが(せんからの圧がすごいので近々LINEスタンプに関するnoteも出します)、りこは身近な情報保障をゲームに変えてしまう才能があるんでしょうね。申し訳なさを感じさせないで楽しんでやってくれる情報保障、難しい注文だと思いますが完璧に応えてくれるりこ、大好きです。

☆はぐれた時の気が付く速度(うた)

 これは、池袋で3人で歩いていた時。池袋なんてそんな都会を歩くのは随分と久しぶりだったみうは、人の渦に巻き込まれて二人とはぐれてしまいました。はぐれること自体は手引きをお願いしない私はそこそこ遭遇しがちな出来事なのですが、驚いたのははぐれたことに気がつく速さ。
 複数名晴眼の友達と歩いていて私だけみんなを見失う、というのはありがちなことなのですが、大体気がつくのは5mくらい離れてから。二人で歩いてたら流石に気がつかれますが、白杖で友達を突かないためにも端で歩くみうはいなくなっても気が付かれないことが多いんです。それが、みうが迷子になった瞬間に気がつかれてとっても驚きました。
 意識してないように見せて意識してたんだろうなと気がついた瞬間でした。

☆あくまで意識の片隅に(うた)

 上記の驚きを伝えたときにうたが言った一言が「頭の片隅にそういう意識はあるかもね」でした。実用的に考えると全く意識していない人より気がつく速さが早いのは実際ありがたいです。ただ、それを全面に持ってこられたらあまり気持ちのいい付き合いにはなりません。
 本当に必要なところでは気がついて情報保障やサポートをしてくれるけれども、常にそれで頭がいっぱいになっているわけではない。本当に難しいことを要求している自覚はあるんですけど、みうの一番求めていることでもあります。そのめんどくさい願いを叶えてくれる付き合い方ってすごいなと改めて思いました。

☆会った印象について(りこ・うた)

 会ってみたnoteを誰か書けるかを相談してる際に、うたから「みうちゃんに会った感想って言っても、オンラインとの印象が特に変わらなかったし感想も何もない」と言われました。りこも同じ反応を示してたので、きっと同じなんだろうと思います。
 その言葉の真意は「今までも視覚障害者との付き合いが多かったから視覚障害者に会っても特別驚かなかった」からなのか「晴眼者と同じような行動ができていたから印象に残らなかった」からなのかはわからないのですが(もちろんみうの願望としては後者ですが笑)、少なくとも「視覚障害者と」会うではなく、「みうと」会う、と思ってくれてたんだろうなということが伝わってきてとっても嬉しい一言でした。
 これは帰宅後の昇降口でのお話ですが、総じてとっても楽しく、嬉しさいっぱいの1日でした。

☆最後に

 ということで、今日はnoteでもよく登場する代表・副代表のりことうたにあった感想を紹介しました。
 いつも通り長い割に内容がないみうの日記シリーズですが、りことうたのいい人っぷりが少しでも伝わったら嬉しいです笑
 ここまでお付き合いくださりありがとうございました!


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