緑と赤を使ったデザインの落とし穴

今日は実際にデザインの世界で、色弱の人に対する検証をされていることがあるという話をしたいと思います。

お久しぶりです、くつばこ+のうたです。ここ最近、うたやりこ、はるみたいないつものメンバー以外が書いてくれていて、とても読んでいて楽しいですよね。続いてくれるといいなって思ってます。
3月1日付でLINEとヤフーが経営統合しました。それに関係した企画で、色覚検証がされたというニュース見つけたので紹介したいと思います。

☆LINEとヤフーの経営統合

LINEとヤフー(Zホールディングス)が3月1日経営統合しました。もともと、2019年10月に発表され、2020年10月に手続きが完了するはずでしたが、コロナの影響で手続きが遅れ3月1日になったようです。そして、知っている人が多いとは思いますが、LINEは緑、ヤフーは赤がイメージカラーです。

☆緑と赤は見分けがつきにくい

ここで問題になるのが色盲の人にとっては、緑と赤は判別しにくいのです。単純な赤と緑を使うと、境目が見えにくくなってしまうのです。なので、何も考えずにLINEとヤフーの赤と緑を使ったデザインをすると、色弱の人には分かりにくくなってしまう可能性が高いです。例えば、緑と赤の境目には黒い線を入れたり、緑と赤を背景に使うだけにして、本題とは関係なくしてしまうという方法がとられています。そこに至るまでに、今回のキャンペーンページでは2つの方法で検証したみたいです。

1.色覚多様性の4タイプ(通常版と3種類)をツールを使って検証
2.当事者による目視での検証

図1

☆ツールを使った検証

ツールを使っての検証はくつばこ+の様々なサイトでも行うことがあります。一応、うた自身が作るパワーポイントのテーマの色は色弱の人でも見やすい色を使っています。最初くつばこ+のカラーとして、派手派手な色を使ったときには気にしていなかった(と思う)のですが、実は色弱の人にとっては最悪な組み合わせなことが分かったので、基本的には背景以外では使わないようにしています。

☆当事者による目視での検証

こっちはくつばこ+ではできていません。くつばこ+は性染色体がXXの人の割合がくつばこ+では高いので、元々色弱の人がいる確率が少ないです。また、今のところカミングアウトしている人はいません。というわけで、当事者に実際に確認してもらうという作業はできていません。また、タイプもたくさんいるタイプに大きく分けても2つには分かれるので、2人そろうことはもっと人数の規模が大きくなる必要があるんだろうなと思うので、今のところ無理そうです。なので、当事者に検証してもらっているのはすごいなと思いました。

ということで、今日はLINEとヤフーの合併の話をくつばこ+風味にして話をしてみました。今回はくつばこ+風味強めで行けたと思うので、これからも複合的な話題を探していきたいと思います。(ネタ切れというわけではないです)


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