カロナール

新型コロナウイルスの感染者が急増しています。
発熱や頭痛を抑える薬としてカロナールがあります。
カロナールは商品名です。
商品名とは製薬メーカーが独自に命名した名前です。
薬には商品名とは別に一般名という名前も持っています。
カロナールの一般名はアセトアミノフェンです。
このアセトアミノフェンが発熱や頭痛を抑える主成分になります。
つまり 一般名=主成分ということになります。
医薬品は主成分と添加剤から構成されています。
カロナールの場合、主成分はアセトアミノフェンです。
添加剤は乳糖・デンプンなど5〜6種類含まれています。
カロナール=アセトアミノフェン+添加剤になります。
ではなぜ添加剤を入れるのか?
理由は複数ありますが、大きな理由の一つは錠剤とするためです。
ザックリとした数字ですが錠剤の重さは1グラム程度です。
カロナールの場合、1錠中にアセトアミノフェンを200ミリグラム・300ミリグラム・500ミリグラム含む錠剤が3種類あります。
1グラム=1000ミリグラムですので、アセトアミノフェンを200ミリグラム含む錠剤なら800ミリグラムが添加剤になります。
アセトアミノフェン200ミリグラムだけなら量が少なすぎて錠剤としにくいため添加剤を加えてカサ増しをします。

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