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ナニモカモ・スランプ・ダンス

ナニモカモ スランプ ダ

スランプ・ライトが光り出す。いつか行ったクラブのライトが、懸命に、そして高速で瞬きをするかのような景色を作る。思考の隙を与えない。ほら、みんな踊ってるよ、お前も踊らないか。

誰だ、お前は。黙ってろ。

そう言いながら、踊ってる。

結局、いつでも私を操り人形にしているやつがいるんだと思う。中学生の時に気付いたが、結局のところ、その紐を切ってやったことはないような気がする。切ったような気になった先、あったのはいつも絶望だった。

操られたくない、それなのに操られている。
跳ねて踊って笑って生きて。
これがスランプ・ダンスだろう。
脳の反応と、体の反応が違うのだ。
明らかなスランプだ。


人生ノ目標ヲ定メヨ。
成功コソ価値デアル。

アヤツラレルナ、アヤツラレルナ。

そう思うほどに苦しくなっていった。脳と体が違う反応なので、言葉は日に日に出なくなっていった。言葉が出せなくなると、何も言えない人間に成り下がる。

言葉が出なくなっていくから、インプットが足りないんだと思った。日本語の小説を開いても、入ってくるものは何もなかった。全て跳ね返されて、そして何も残らなかったとまた落ち込んで行くのである。

詰め込みすぎたのだと思いたくない。それはあまりにも私が小さいものだと知らしめるからだ。あるものは言う。キャパシティ ハ 増ヤセル と。そのルールが、またもやグッと首をしめるのである。

首を絞められると酸素がなくなり、何も考えられなくなって、時に気持ちいい。何も考えず、ただ楽しめばいいからだ。首を絞められている事に気付かずに、ただただ気持ちいいとマスターベーションをしていればいい。

あぁこわい。

どうすれば この スランプ を 抜け出せるのか

スランプの入り口を通ってしまった。

もしこれに、出口がなければ
待っているのは……。

笑って生きて、止まってる。

チクショウ コンナトコロデ
トマッテイラレナイ

#エッセイ #日記

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