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コルクラボマンガ専科を卒業したよ

怒涛の半年間だった。特に公私ともに2月3月がヤバかった。
沢山のことを学んだものの、覚えてること半分ぐらいな気がするが、入って良かった!と断言。せっかくなので纏めてみます。

学び方として

どの業界でも、一人で学ぶのは限度があるというのが自分の持論である。変な癖がつく前に、一度プロフェッショナルな立場から基礎を学ぶのが大切。
今までいろんな事を経験する上で、それは嫌でも知ったことだ。
だから、その時々に先生や師匠を作って学んできた。知識をロジックに組み立てつつ、経験値にして行く過程って、どの業界でも地道だけど不可欠。基本の言語化の共有をいかにしていくか。さらに、母国語の日本語だったら手っ取り早い。

マンガでもその状態に追い込みたくて、コルクラボマンガ専科に入りたかった。人によって異論はあるだろうが、自分にとっては地方でマンガを描き始めて井の中の蛙状態だからこそ、視野を広げたかったのである。

人生、自己投資出来る時が花。


同期が50人

既に商業誌でデビューしてる方や単行本を出してる人達が居る中、直接本人に聞ける環境の有り難さ!
講師の方から学ぶこともあるが、色んな同期から刺激を受けた。それにより、自分の圧倒的な経験値の足りなさを自覚しつつ、それではどこが自分の個性なのか、そこをどう伸ばすか、他者がいるからこそ、変化することができる。

この人は、ここがめっちゃ良いなーとか、根本思想近いなーとか、何だこのスキルー!とか、マンガの表現の奥深さを感じた。描き方のこともだけど、コマ割りや、クリスタの素材とかいろんなことを教わった。
もうね、同期の皆様に感謝なのです。質問したらみんな優しくて教えてくれるので沢山メモってあるけど、まだ使えていないこと多々!
(マンガ専科でノート一つ使い切った)

恐らく、五年後、十年後にはみんなスゴい漫画家になってると思われる。自分も頑張るけど、それぞれの今後が楽しみです。


毎回ある課題

二週に一度の講義のために、毎日の1P絵日記と課題の4Pマンガと言うと少ないと思う方もおられるだろう。そんな事はない。これが中々ハードルが高かった!

例えるなら、毎日100m走って、週末に数キロ走ってね!みたいな感じ。毎日マンガを描くのが慣れてる人はなんて事ないだろうけど、今までマンガよりイラストを描いていた人間には難易度高いクエストでした。

何とか描いて提出するも、一度躓くと、しんどさの嵐。ここでの自問自答する事は大切だけど、それでも考えが纏まらない時は、同期に相談するのが大切!
自分よりも漫画に対して解像度を高く見てる人は、客観的に的確なアドバイスをくれる、何度もそういうことがあった。

これ、普通のことじゃない?って思うかも知れないけど、まず、相手がどういう作品を描こうとしてるかを汲み取らないと出来ないんですよ。
漫画について主観でダメ出しする(自分の主観を伝えて相手を傷付ける)なんて誰だってできる。

後輩や子供への注意にも似ていて、ダメっていうことは簡単だけど、根本の解決には何が必要かをまず咀嚼する。
一コマ一コマに、その作者の意図や世界観が詰まってるから、それを汲み取るために解体する行為について、まだ自分は解像度が高くないけど、もう少し詰めていきたいと思っている。同じマンガを描いて共に悩む仲間だからこそ、出来る行為だと思った。

同じ課題に対して、それぞれのバックグラウンドから紡ぎ出される世界観は尊く、それを作者に直接伝えられるってことも嬉しい。いいもんはいい!それで、作者の栄養になれたら、読者として嬉しいことこの上ないから、率直に伝える。

まさに、オープン・ポジティブ・リスペクトである。

プライベートで率直な意見とか良くしてしまうので、この気持ちを心がけたい。相手へのリスペクト大切だ。


グループ割り

同期50名と、編集さん、声優さんがうまく混ざり合うよう、二ヶ月に一度、運営の方が決める形でグループが決められて毎週のように反省会。
少人数だからこそ話せる形で込み入った話が出来る。

よく言えば、同期半数と交流出来たし、逆にいうと、半数とは交流できなかった。
(それが分かってて、最初から興味津々で色んな人に絡んでいったのだが、ウザかったら申し訳ない!)

1度目のグループは、ほんと素敵なグループで、振り返り会でお話するのが楽しみだった!描き方だとか、描くための姿勢だとか、お子様いても何とかやりくりする姿や、お仕事の合間にマンガを描く姿に、こっちも頑張ろうって思えた。

2度目のグループは、学校の中休みってこんな感じだったなーと、恋バナしたり、プライベートの近況報告したりと、年齢や職種なんて関係なく、ただ、マンガ好き!って集まりで、リアルな学校みたいで楽しかった。

3度目のグループは、半数がゴーストの方々だったけど、少人数だからこそ話して励まし合って、最後の卒制に挑めた気がします。アドバイスくださった方々、いま一度ありがとうございました。お陰様でなんとか、無理くりついて行くことが出来ました。

ご一緒した皆様、本当にありがとうございました!

各講師の方々

ごとう先生の人柄が最高に良くて、マンガを描こうって気持ちに真摯に向き合おうと思える環境でした。

東西先生とか、一緒に酒飲んでエヴァについて語り合いたい。今度、めちゃくちゃ好きな作品ができたら改めて萌え診断してもらおう。

サディについては、資本主義社会でのストイックな姿勢がThe経営者という感じで、コルクラボ所属の方との毎週のミーティングが、組織作りとして成程でした。

山田ズーニー先生のWS受けられてよかったです!
自分と向き合い、人と向き合う事、そして紡ぎ出す事について根本的なところを学びました。


卒制

結局、卒制は移住でも人魚の話でもなく、エッセイで出しました。構想1週間の、3日で無理やりネームにして提出。かなりギリギリだったけど、グループの方々の励ましにより提出することができた。

当初の構想とは全く違う形になったけど、目標通り、ちゃんと32Pで纏められて良かった!その小さな達成感があるからこそ、今後もマンガを描こうと思えた。


今後のこと

マンガ描き始めようと思ったきっかけは変わらずなので、描きたいものを描けるようになるべく、沢山描いていかなくてはならない。が!色塗りが好き過ぎてそこに時間をかけてしまうので、時間区切って描いた方が良さげ。

ちょっと、ここら辺は時間作って、別途しっかり書き出したいと思います。



最後に…

皆様、本当にありがとうございました!沢山お世話になりました。
半年の間、あっという間に過ぎたけど濃密な時間でした。
せっかく、こんなにいろんな方に出会い、沢山のことを学べたので、今後もマンガ描きたいと思います!

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