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現代風【三四郎】夏目漱石

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夏目漱石の三四郎を現代風にアレンジして書き下ろしていきます。明治の文学を読みたいが読みづらい💦 そんな人には入りとしては必見でございます😄
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記事一覧

現代風 【三四郎】夏目漱石①ある女性

こんにちは、note投稿したりWebデザインをしたり東京都町田市で美容師をしたりヘアスタイルの撮影をやったりしてて、楠本です。 今回はお願いがあります。 個人的なことなんですが、小説を書こうと思っています。てか、もう書いてますw 練習の意味も含め、古典を現代風にアレンジした作品を書いてみようと思います。 夏目漱石の作品からいこうと。 読んでみてるすごく面白くて、人の些細な描写が心地いいんです。 ですが、なんせ100年以上も前の作品なんで読みづらい

現代版【三四郎】夏目漱石 ② ヒゲの男

こんにちは、小説を書いたり、ブログ投稿したり、Webデザインをしたり、ヘアスタイル撮影をしたり、美容師と経営をしてて、小説編集の難しさをいきなり感じてる楠本です。(もうすでに悲鳴😱) さて、今日なんですが この前の小説の続きを書いていきます。 まず、説明から入ります。(すぐに読みたい人は飛ばして大丈夫です。) 原文【三四郎】の始まり場面が機関車の中での情景でしかも4人掛けで部屋のようになっている。 そうゆうシチュエーションは今はないし、しかも見知らぬ乗客同士がよく喋っ

現代版【三四郎】夏目漱石 ③ 野々宮くん

こんにちは、小説を書いたり、ブログ投稿したり、Webデザインをしたり、ヘアスタイル撮影をしたり、美容師と経営をしてて、こんなザワザワしてる世間の雰囲気なのにお店に来店してくれることがものすごくありがたいと思っている楠本です。(お客様に食べさせてもらってます)🙇‍♂️ さて、 今日は「三四郎」のつづきを書きます。 このブログの真意が分からない人も居ると思うのでバナーを貼っておきます。 ↓ https://note.com/kusuken/n/n48fa453d1

現代版【三四郎】夏目漱石 ④ 似顔絵男

こんにちは、小説を書いたり、ブログ投稿したり、Webデザインをしたり、ヘアスタイル撮影をしたり、美容師と経営をしてて、感染対策でマスクをしている女の人をみると全員美人に見えてる楠本です。(そういうプラスもあります)  さて、 今日は「三四郎」のつづきを書きます。 このブログの真意が分からない人も居ると思うのでバナーを貼っておきます。 ↓ https://note.com/kusuken/n/n48fa453d1907 ここまで読んでない人もいるので、ざっとス  トー

現代版【三四郎】 夏目漱石 ⑤ 御茶ノ水アパート

こんにちは、小説を書いたり、ブログ投稿したり、Webデザインをしたり、ヘアスタイル撮影をしたり、美容師と経営をしてて、毎日ブログか小説を交互に書いている楠本です。(ルーティンでごさいます。)  さて、 今回は三四郎の改編の続きでございます。 なぜやってるかは貼っておきます。↓ https://note.com/kusuken/n/n48fa453d1907 で、今回悩んだのが登場人物の名前です。 佐々木与次郎という登場人物がいるんですが、今のご時世「与次郎」はしん

現代版【三四郎】 夏目漱石 ⑥ 野々宮の妹

こんにちは、小説を書いたり、ブログ投稿したり、Webデザインをしたり、ヘアスタイル撮影をしたり、美容師と経営をしてて、この騒ぎでショートカットをする人を増えた気がしている楠本です。(ただ春になったら切りたくなるだけなのか?)  さて、 今日は小説の続きです。 初めてみる人もいるので必ずやってる理由を貼ります。この部分ウザイ人はすぐ続きいって大丈夫です💦↓ https://note.com/kusuken/n/n48fa453d1907 「三四郎」の今風

現代版【三四郎】 夏目漱石 ⑦ 広田先生

こんにちは、小説を書いたり、ブログ投稿したり、Webデザインをしたり、ヘアスタイル撮影をしたり、美容師と経営をしてて、まわりがザワザワしてるのに小説なんか書いてていいものなのか?と思っている楠本です。(仕事だと思って見逃してください😅) さて、 今日は七話目になります。「三四郎」のつづきを書きたいと思います。 この小説を書いてる理由はこちら↓ https://note.com/kusuken/n/n48fa453d1907 今回は意外とすらっと書けた感じはします。うま

現代版【三四郎】 夏目漱石 ⑧ 引越し先の女性

ある日も、講義はいつものようにつまらなく感じているが、授業を受け終わると少し偉くなった気がしている。本当にためになっているかは別として。 今日は与次は来てないのかと思った矢先ひLINEが入った 「オレだよオレ😁 明日は広田先生が引っ越しするだけど手伝ってくれないか?ソバぐらいおごってやるから、どうだ?」 と、もう決まってるかのような内容だ。 まったくだ💦 特別な用事もなかったので、「了解👌」とだけ返信した。 LINEに引っ越し先のバナーが貼り付けあったので、翌日の学

現代版【三四郎】 夏目漱石 ⑨ 美禰さん

「アレ!先生は?」と聞くと、「なんか学校に用事があるらしくな、戻ったよ」と自分の引っ越しの日に仕事に戻り、他に任せるとは本当に変わった人だと呆れていた。 与次は「その端に置いてあるダンボールはなんだ?本か、多すぎだろ!」 10箱以上あるダンボールの山を指差して三人は笑って呆れていた。 「美禰さん、この本をとりあえず本棚に並べていってもらえる?こういうのは女の人のほうがいい」 僕は美禰さんということをそこで初めて知る。 与次と僕が本を整えてて美禰さんに渡して本棚にしま

現代版【三四郎】 夏目漱石 ⑩ 再びよし子さん

部屋を見回しながら野々宮くんは「なんか楽しそうですね!だいぶ片づきましたか?」 と言いながら、美禰さんの横に座る。 「あとは先生にやってもらわないと、これ以上はバイト代がかかりますね!」と冗談混じりに美禰さんが笑っていった。 五人はしばらく楽しく談笑し、「じゃあ、先生!オレは帰るね」と与次が席を立ち、そうそうに帰っていった。なんとも自由なやつだと僕は思う。 その数分あとに野々宮くんも「僕も明日早いんで、行きますね!」との声でその場がお開きになった。 先生は「ありがとう

現代版【三四郎】 夏目漱石 #11 スタバにて

スタバの前は本郷通りで昔でいう中山道だ。 中山道は日本橋を起点にする五街道(ごかいどう)で他に、東海道、日光街道、奥州街道があるなぁとふと思い出し、 窓の外をみると、だいぶ葉が落ちたイチョウの木があり、通り向こうの更地スペースにクレーン車が忙しそうに働いている。 その光景をみてぼーっとしていると 「そういえば、美禰さんと会ったのよね?」 とちょっと動揺して「そう、この前広田先生の引越しの手伝いで...」と忘れてたみたいなかんじで返した。 「なんかさぁ、あの人キレイ

現代版【三四郎】 夏目漱石 #12あいみょんのコンサート

店を出てよし子さんと別れ、その後ろ姿を長めに見送っていた。 見えなくなってから美禰さんからのLINEの返信をみる 「突然ごめんね🥺、あいみょんのコンサートチケットが余ってるんだけど、行かない?」 とあった。野々宮くんもその妹も誘っているようだ。 とくにあいみょんはファンではないが「マリーゴールド」ぐらいは知っているので行くことにした。 こういう話しがあると、いかにも東京にいるなと確認するし、女性二人から幾度か誘われるとどうしていいか分からなくなるが、まあ身を任せるが

現代版【三四郎】 夏目漱石 #13             代々木公園

美禰さんはその場でうずくまり、立てなくなっていた。 「とりあえず、脇に寄って座りましょう」と僕はうながした。 「大丈夫!ちょっと立ちくらみしただけだから」 石垣のような壁に寄り美禰さんを座らせた。 「ちょっとはしゃぎすぎたみたいね。こういうことたまにあるのよ。」 美禰さんの様子がすこし落ち着いてきたので、人混みを避けるようにゆっくり歩き代々木公園へ向かう。 冬の支度をしている石の花壇の脇に二人は腰掛けてた。 「だいぶ落ち着いてきた。 グッズが買えなかったのは残念

現代版【三四郎】 夏目漱石 #14 Stray sheep

翌朝、三四郎は講義を受けている。 授業を受けているがいっこうに頭に入ってこない。 それでもとりあえずは大学ノートを開きペンを持つ。 ペンを走らせると Stray sheep Stray sheep Stray sheep Stray sheep... とずっと書いていた。 すると、後ろから与次が「ちょっとノート貸してくれ、昨日来てなかったから映させろ」と奪いとってきた。 「はっお前なにかいてんの?、ウケんなぁ」と爆笑された。